トノバン

　加藤和彦が欝で自殺してから二年半。

　やんべさんのブログがきっかけかなぁ。
　久しぶりにちょっと思い出しました。
　サディスティックミカバンドは、お気に入りの国産バンドのひとつ。



　特に、ビートルズやピンクフロイド(もちろんどちらも大のお気に入り)をプロデュースしていた、クリス・トーマスと一緒に作った「黒船」は、マイフェイブリッドアルバムのベスト10に入る名盤です。動画はこちらへ。



　クリス・トーマスはその後ロキシー・ミュージック等をプロデュースしますが、加藤ミカと不倫して、加藤和彦は離婚。

　サディスティック・ミカ・バンドという名前は、もちろん、プラスティック・オノ・バンドのもじりですが、初代ヴォーカリスト、加藤ミカの名前が入っているくせに、ヴォーカルは二度変わっており、最後は木村カエラを迎えて、サディスティック・ミカエラ・バンドに。



　高橋幸宏や、小原礼、高中正義も一緒になったり離れたり。



　それで、そのミカエラバンドが、加藤の最後の活動だったと信じていたのですが、最近もう一枚アルバムが残っていることを知ったのでした。

　それが、Vitamin-Q。



　ヴォーカルはANZAと言う女性になっていますが、バンド的には小原礼も居るし、同じ色です。

　ギターは一風堂の土屋昌巳。すみれセプテンバーラブの人ですね。ゴールデンカップスのバンドボーイ(懐かしい言葉!)をしていたそうです。



　これがなかなか良いアルバムなんです。



　トノバンのDNAを引き継いでいるミュージシャンはなかなか見付けられそうにありません。