Category: ドライブ
まさか こんな山中で
昨日は母の誕生日でした。
生きていれば81。
私が実家に居たのは、24までなので、もう30年以上、共に暮らした想い出もかすれつつあります。
母を良く知る人ももう少なく、誰かに話を聞いてみたいのですが。

さて今週は、二口林道を走れるということで、早速行って来ました。

文化の日ということで、県内の文化施設は全て無料。
秋保大滝にも植物園があり、それで道も、大滝の駐車場も混んでるのかなと思っていたのでしたが。
磐司岩も見えてきました。

機材はここまで、Nikon P300、ここからは、Lumix GH2 + 14-140mmです。
紅葉はもう終盤なのでしょうか、それとも今年はこの程度なのでしょうか。

燃えるような赤い紅葉が見たいのですが。

二口街道は、県道62号線。

紅葉の名所ということもあり、ある程度車は多いかと予想していたのですが、想定以上の交通量。

対向車は山形ナンバーがほとんどでした。
ということはこの林道の開通、向こう側でも話題になっていたのでしょうね。

得意のウィキペディアから。
二口林道(ふたくちりんどう)は、奥羽山脈の二口峠を越えて山形県山形市大字山寺(地図)と宮城県仙台市太白区秋保町大字馬場(地図)とを結ぶ林道である。総延長19.0キロメートル(山形県側:9.0km、宮城県側:10.0km)、最高点の標高は934メートル。

江戸時代からの街道を引継ぎ、自動車通行可能な道路としては1973年に開設になった。かつては宮城・山形県道の一部区間であったが、県境付近が林道に降格になり、宮城県道・山形県道62号仙台山寺線に挟まれた状態になっている。

二口峠の名は、一つの道路が峠の部分で二つに分岐し、また一つになったことに由来する。山形城下の二口橋から落合を通る道を、風間追分で二口に分岐し、高瀬地区の高沢(当時は高野と呼ばれていた)・上東山から清水峠(高野道)を越えるルートと、山寺から山伏峠(山寺道)を越えるルートがあった。山伏峠は山寺の寺社領を通っており、勾配が緩やかで屏風状に連なる山々による日陰が多かったことから魚の輸送に適し、高野道は距離が短かったことから、急ぎの荷物が運ばれた。

現在の二口林道は、ほぼ山伏峠のルートに当たる。仙台と山形を結ぶ最短ルートであり、この道を開削したのは、立石寺を開基した円仁(慈覚大師)という伝説がある。仙台からは海産物が運ばれ、山形からは最上川の舟運を経て上方からの商品や農作物、蝦夷地の昆布が運ばれた。仙台藩側には二口番所が置かれた。

明治5年(1872年)に、山形県の村山郡馬方駅の人々と、宮城県士族大竹徳治、仙台の北目町の商人若生儀兵衛が発起して、二口山道を牛馬が通行できるように改修する工事にとりかかった。費用約1000円は大竹らが負担して同年9月中旬までに完成させ、通行料をとって償却することにした。料金は荷物1個(重さ7貫目までを1個と数えた)につき永7文(永銭勘定による7文)、人1人につき永3文と定められた。大竹徳治は開通後まもなく亡くなった。

二口山道は、物資輸送に大いに活用されたが、1884年(明治17年)に関山峠越えで馬車が安全に超えられる関山街道(現国道48号)ができると、そちらに利用を奪われ衰退した。

二口林道は、自動車の通行を目指して1960年代から改修工事をはじめ、1973年(昭和48年)に開通した。工費は宮城県と山形県あわせて合計約4億4千万円である。林道として予算を立てたが、秋保と山寺という二観光地を結ぶ道路を作ろうというもくろみもあった。ところが毎年のようにどこかが崩れて通行止めになり、開設費用の倍以上の改修費を吸い込みながらろくに通れない道路になった。

1999年(平成11年)8月の豪雨で路面が崩壊したため、宮城県側が全線通行止めになった。2002年(平成14年)に白糸の滝近くまで部分開通したが、全面開通に必要な事業費4億3000万円の県負担分が国庫補助事業では5割だったため工事をせずに放置し続けていた。政権交代によって地域活性化・公共投資臨時交付金が活用出来るようになり、県の負担分が5パーセントとなったため、2010年(平成22年)に工事を始めた。2011年(平成23年)10月30日に、12年振りの全通となる見込み。

以上のような経緯を経て、晴れて先月末開通したわけなんです。

皆さん、待ち焦がれていたということなんでしょうね。

確かに、地図を見ると解りますが、この街道が、仙台山形の最短ルートなんです。

それなのに、JRは、北側の面白山の下にトンネルを掘って仙山線を通しているし、現在のメインルートである国道48号線は、わざわざもっと北の方を迂回して、関山峠を通っているし、山形自動車道は、国道286号線に平行して、南のほうを抜けています。

11年前に仙台に来てからずっと謎だった二口林道なのです。
なぜ最短ルートが通行止めなのか。

何かの偶然か、はたまた政治的な理由が、作用したのでしょうか。

それにしても冴えない紅葉。

交通量そのものはそれほどでもないのですが、すれ違いができない箇所が多く、何度も大渋滞にはまりました。

オフロードバイクはもちろん、自転車やスクーター、ランニングしているカップルもいました。

もっともこのあたりの道は、通行止めだった期間も入れた部分ですね。

前に、ストマジで来たことがありました。

姉滝を過ぎて、白糸の滝入り口。

その先のゲートが、これまで閉じていた場所だそうです。

ここからが真の二口峠越え。

確かに工事の後が多く見られる九十九折。

また同じマウンテンバイクに抜かれてます。

二口峠の先に再びゲート、此処が県境で、此処までが通行止めだった部分になります。

山寺側に抜けるまで、二時間半かかってしまいました。
高速を走っていれば、日本海まで行けましたね。
でもこれで宮城県から奥羽山脈を越える峠道、北から、
花山峠(秋田湯沢方面)、
鬼首峠(秋の宮温泉方面)、
花立峠、 中山峠(最上方面)、
名無しの最上小野田線の峠(赤倉温泉方面)、
鍋越峠(尾花沢方面)、
関山峠(東根方面)、
二口峠(山寺方面)、
笹谷峠(山形市方面)、
刈田峠(蔵王エコーライン)、
不忘山林道の名無しの峠、金山峠(上山方面)、
二井宿峠、鳩峰峠(高畠方面)、
すべてを制覇することが出来たのでした。
と思ったら、鬼首峠の旧道がまだですね。鍋越峠、笹谷峠と二井宿峠の旧道は通っているんですけどね。年内に行けるでしょうか。
関山峠にも旧道があるのかな??
生きていれば81。
私が実家に居たのは、24までなので、もう30年以上、共に暮らした想い出もかすれつつあります。
母を良く知る人ももう少なく、誰かに話を聞いてみたいのですが。

さて今週は、二口林道を走れるということで、早速行って来ました。

文化の日ということで、県内の文化施設は全て無料。
秋保大滝にも植物園があり、それで道も、大滝の駐車場も混んでるのかなと思っていたのでしたが。
磐司岩も見えてきました。

機材はここまで、Nikon P300、ここからは、Lumix GH2 + 14-140mmです。
紅葉はもう終盤なのでしょうか、それとも今年はこの程度なのでしょうか。

燃えるような赤い紅葉が見たいのですが。

二口街道は、県道62号線。

紅葉の名所ということもあり、ある程度車は多いかと予想していたのですが、想定以上の交通量。

対向車は山形ナンバーがほとんどでした。
ということはこの林道の開通、向こう側でも話題になっていたのでしょうね。

得意のウィキペディアから。
二口林道(ふたくちりんどう)は、奥羽山脈の二口峠を越えて山形県山形市大字山寺(地図)と宮城県仙台市太白区秋保町大字馬場(地図)とを結ぶ林道である。総延長19.0キロメートル(山形県側:9.0km、宮城県側:10.0km)、最高点の標高は934メートル。

江戸時代からの街道を引継ぎ、自動車通行可能な道路としては1973年に開設になった。かつては宮城・山形県道の一部区間であったが、県境付近が林道に降格になり、宮城県道・山形県道62号仙台山寺線に挟まれた状態になっている。

二口峠の名は、一つの道路が峠の部分で二つに分岐し、また一つになったことに由来する。山形城下の二口橋から落合を通る道を、風間追分で二口に分岐し、高瀬地区の高沢(当時は高野と呼ばれていた)・上東山から清水峠(高野道)を越えるルートと、山寺から山伏峠(山寺道)を越えるルートがあった。山伏峠は山寺の寺社領を通っており、勾配が緩やかで屏風状に連なる山々による日陰が多かったことから魚の輸送に適し、高野道は距離が短かったことから、急ぎの荷物が運ばれた。

現在の二口林道は、ほぼ山伏峠のルートに当たる。仙台と山形を結ぶ最短ルートであり、この道を開削したのは、立石寺を開基した円仁(慈覚大師)という伝説がある。仙台からは海産物が運ばれ、山形からは最上川の舟運を経て上方からの商品や農作物、蝦夷地の昆布が運ばれた。仙台藩側には二口番所が置かれた。

明治5年(1872年)に、山形県の村山郡馬方駅の人々と、宮城県士族大竹徳治、仙台の北目町の商人若生儀兵衛が発起して、二口山道を牛馬が通行できるように改修する工事にとりかかった。費用約1000円は大竹らが負担して同年9月中旬までに完成させ、通行料をとって償却することにした。料金は荷物1個(重さ7貫目までを1個と数えた)につき永7文(永銭勘定による7文)、人1人につき永3文と定められた。大竹徳治は開通後まもなく亡くなった。

二口山道は、物資輸送に大いに活用されたが、1884年(明治17年)に関山峠越えで馬車が安全に超えられる関山街道(現国道48号)ができると、そちらに利用を奪われ衰退した。

二口林道は、自動車の通行を目指して1960年代から改修工事をはじめ、1973年(昭和48年)に開通した。工費は宮城県と山形県あわせて合計約4億4千万円である。林道として予算を立てたが、秋保と山寺という二観光地を結ぶ道路を作ろうというもくろみもあった。ところが毎年のようにどこかが崩れて通行止めになり、開設費用の倍以上の改修費を吸い込みながらろくに通れない道路になった。

1999年(平成11年)8月の豪雨で路面が崩壊したため、宮城県側が全線通行止めになった。2002年(平成14年)に白糸の滝近くまで部分開通したが、全面開通に必要な事業費4億3000万円の県負担分が国庫補助事業では5割だったため工事をせずに放置し続けていた。政権交代によって地域活性化・公共投資臨時交付金が活用出来るようになり、県の負担分が5パーセントとなったため、2010年(平成22年)に工事を始めた。2011年(平成23年)10月30日に、12年振りの全通となる見込み。

以上のような経緯を経て、晴れて先月末開通したわけなんです。

皆さん、待ち焦がれていたということなんでしょうね。

確かに、地図を見ると解りますが、この街道が、仙台山形の最短ルートなんです。

それなのに、JRは、北側の面白山の下にトンネルを掘って仙山線を通しているし、現在のメインルートである国道48号線は、わざわざもっと北の方を迂回して、関山峠を通っているし、山形自動車道は、国道286号線に平行して、南のほうを抜けています。

11年前に仙台に来てからずっと謎だった二口林道なのです。
なぜ最短ルートが通行止めなのか。

何かの偶然か、はたまた政治的な理由が、作用したのでしょうか。

それにしても冴えない紅葉。

交通量そのものはそれほどでもないのですが、すれ違いができない箇所が多く、何度も大渋滞にはまりました。

オフロードバイクはもちろん、自転車やスクーター、ランニングしているカップルもいました。

もっともこのあたりの道は、通行止めだった期間も入れた部分ですね。

前に、ストマジで来たことがありました。

姉滝を過ぎて、白糸の滝入り口。

その先のゲートが、これまで閉じていた場所だそうです。

ここからが真の二口峠越え。

確かに工事の後が多く見られる九十九折。

また同じマウンテンバイクに抜かれてます。

二口峠の先に再びゲート、此処が県境で、此処までが通行止めだった部分になります。

山寺側に抜けるまで、二時間半かかってしまいました。
高速を走っていれば、日本海まで行けましたね。
でもこれで宮城県から奥羽山脈を越える峠道、北から、
花山峠(秋田湯沢方面)、
鬼首峠(秋の宮温泉方面)、
花立峠、 中山峠(最上方面)、
名無しの最上小野田線の峠(赤倉温泉方面)、
鍋越峠(尾花沢方面)、
関山峠(東根方面)、
二口峠(山寺方面)、
笹谷峠(山形市方面)、
刈田峠(蔵王エコーライン)、
不忘山林道の名無しの峠、金山峠(上山方面)、
二井宿峠、鳩峰峠(高畠方面)、
すべてを制覇することが出来たのでした。
と思ったら、鬼首峠の旧道がまだですね。鍋越峠、笹谷峠と二井宿峠の旧道は通っているんですけどね。年内に行けるでしょうか。
関山峠にも旧道があるのかな??
- 関連記事
-
- もう元通りかも (2012/03/29)
- どこも閉鎖中 (2012/03/07)
- ぽかぽか (2012/03/05)
- やはり............この目で (2012/01/11)
- 快適スノードライブ (2012/01/10)
- 初詣のはしご (2012/01/09)
- 初ツーリングです (2012/01/07)
- まさか こんな山中で (2011/11/05)
- 林道好きのバイブル (2011/10/19)
- ついにチャレンジ (2011/10/15)
- 初めて知った言葉 (2011/10/14)
- 季節の変化に触れながら (2011/10/13)
- 横手市内十文字の東 (2011/10/06)
- 十和田南インターと、七戸十和田駅は遠い (2011/09/28)
- 空を目指して、秋に向かって (2011/09/26)
Comments
ただいま山形蔵王で…
お部屋の『お風呂に日本酒そそいで=日本酒風呂』に入ってました=お風呂に入りながら防水携帯でブログ拝見しとりました
昨日から山形きてましたが今日の帰りはこのルート検討してましたがどおやら車での通行はやめた方がいいみたいですね(^_^;)参考になりました。
ん~ん…どおすっかな=高速帰ったんじゃつまらんしね…
遠まわりして鍋越ルートでも通ってみようか…
48帰ろうか…
さすがに47までは行く気ないですけどね(^_^;)

昨日から山形きてましたが今日の帰りはこのルート検討してましたがどおやら車での通行はやめた方がいいみたいですね(^_^;)参考になりました。
ん~ん…どおすっかな=高速帰ったんじゃつまらんしね…
遠まわりして鍋越ルートでも通ってみようか…
48帰ろうか…
さすがに47までは行く気ないですけどね(^_^;)