Category: 街角探検
国内最大の木造吹き抜け?
さて、八幡平を秋田県側に降ります。温泉郷を抜けて国道341号線を北進。

交通安全運動の旗が翻る中、一応速度違反取締に注意を払いながら、ゆっくり鹿角の市街に入って行きます。旧花輪町の地域が市の中心。
此処がこの日二つ目の目的地なのでした。

無料駐車場に車を停めたら、隣で朝市が開かれていました、終わりかけでしたけど。

5日おきに開かれる花輪の朝市、400年の歴史を持つそうです。

雁木が美しい朝市の小屋、最近新しくなったようです。

尾去沢や八幡平地区では、他の日に朝市が開かれるそうで、業者は巡回しながら商売をしていることになりますね。良いシステムです。

にんにくが目立っていました。田子も隣町になりますからね。

旅の初日だったので、旅人は眺めるのみ。しかしいい天気だったなぁ。

昼飯です。全く未調査。
鹿角はきりたんぽ発祥の地なんですね。比内も近いしね。

ぶらり途中下車の旅みたいですが、「けいらん」というのが気になり此処に入ることに。

同じ建物内に割烹とカフェがあり、どちらでもきりたんぽと、けいらんはオーダーできるとのことで、カフェへ。

客は私だけ。

ライブも開かれるカフェ、BGMは(たぶん)1980年代ぐらいのリズム&ブルース。ヴァン・ヘイレンに見られています。

けいらん定食、1500円。舞茸ご飯です。

良いですね、楽しいですね、割烹料理のお弁当。

さてこれが、けいらんです。

精進料理(上のおかずには肉も魚も入ってます)なんですが、こしあんと、山胡桃、胡椒が白玉に包まれた、鶏卵を模した料理なのでした。

この地方では、ハレの日に食するそうです。こちらからお取り寄せも可。
さてこれが花輪の朝市の前に立つ、建物群。

表通りだけは電柱もありません。

小坂や尾去沢などの鉱山と共に、花輪は、今でこそ秋田県ですが、江戸時代には南部藩領でした。

鉱山を守り、秋田藩と境を接する重要な拠点。

その象徴が、この関善です。

安政3年(1856年)創業の造り酒屋。間口は十五間。

明治38年(1905年)5月、日本海海戦の日の花輪大火で消失しましたが、同年に再建。

酒造りは行われなくなっていましたが、1983年から、NPO組織が買い受けて関善賑わい屋敷として運営を開始、2004年には道路拡張に合わせ、曳家が行われて、数m後ろへ移動しました。

市民のイベントや、ミニコンサート会場(この日は午前中に大正琴)に使われるスペースでもあるのですが、凄いのがこの天井。天丼ではありません。

吹き抜け。
桁組架構と呼ばれる珍しい構造。これを見に来たんです。

見事です。

部屋や、収納場所として利用することもないようですから、単に屋根を高くして、建物の見栄えを立派にする目的なのでしょうか。

冬場は寒そうですけどね。

表通りに面した二階には、寝室や客間、脇の方は従業員部屋など。

客間からは、一階の居間を通して、中庭の庭園が見える洒落た構造。一階の天井がそのために傾斜しているんです。

当主の収集品もたくさん展示されています。

街の皆さんの収集品も。これもすごい。

案内してくれたボランティアの方に、これなんだかわかりますか? と聞かれてしまいました。

すみません、私持ってるんです。
表通り側は、もちろん雪対策の、こみせです。黒石と同じ。

かつては、このこみせが街の端から端まで続いていたのでしょう。

素敵な建物を遺してくれて、ありがとう、花輪の皆さん。

レンタサイクルは無料でした。

向かいにもう一軒残る、小田島家。

こちらは非公開でした。

旅はまだまだ続きます。

交通安全運動の旗が翻る中、一応速度違反取締に注意を払いながら、ゆっくり鹿角の市街に入って行きます。旧花輪町の地域が市の中心。
此処がこの日二つ目の目的地なのでした。

無料駐車場に車を停めたら、隣で朝市が開かれていました、終わりかけでしたけど。

5日おきに開かれる花輪の朝市、400年の歴史を持つそうです。

雁木が美しい朝市の小屋、最近新しくなったようです。

尾去沢や八幡平地区では、他の日に朝市が開かれるそうで、業者は巡回しながら商売をしていることになりますね。良いシステムです。

にんにくが目立っていました。田子も隣町になりますからね。

旅の初日だったので、旅人は眺めるのみ。しかしいい天気だったなぁ。

昼飯です。全く未調査。
鹿角はきりたんぽ発祥の地なんですね。比内も近いしね。

ぶらり途中下車の旅みたいですが、「けいらん」というのが気になり此処に入ることに。

同じ建物内に割烹とカフェがあり、どちらでもきりたんぽと、けいらんはオーダーできるとのことで、カフェへ。

客は私だけ。

ライブも開かれるカフェ、BGMは(たぶん)1980年代ぐらいのリズム&ブルース。ヴァン・ヘイレンに見られています。

けいらん定食、1500円。舞茸ご飯です。

良いですね、楽しいですね、割烹料理のお弁当。

さてこれが、けいらんです。

精進料理(上のおかずには肉も魚も入ってます)なんですが、こしあんと、山胡桃、胡椒が白玉に包まれた、鶏卵を模した料理なのでした。

この地方では、ハレの日に食するそうです。こちらからお取り寄せも可。
さてこれが花輪の朝市の前に立つ、建物群。

表通りだけは電柱もありません。

小坂や尾去沢などの鉱山と共に、花輪は、今でこそ秋田県ですが、江戸時代には南部藩領でした。

鉱山を守り、秋田藩と境を接する重要な拠点。

その象徴が、この関善です。

安政3年(1856年)創業の造り酒屋。間口は十五間。

明治38年(1905年)5月、日本海海戦の日の花輪大火で消失しましたが、同年に再建。

酒造りは行われなくなっていましたが、1983年から、NPO組織が買い受けて関善賑わい屋敷として運営を開始、2004年には道路拡張に合わせ、曳家が行われて、数m後ろへ移動しました。

市民のイベントや、ミニコンサート会場(この日は午前中に大正琴)に使われるスペースでもあるのですが、凄いのがこの天井。天丼ではありません。

吹き抜け。
桁組架構と呼ばれる珍しい構造。これを見に来たんです。

見事です。

部屋や、収納場所として利用することもないようですから、単に屋根を高くして、建物の見栄えを立派にする目的なのでしょうか。

冬場は寒そうですけどね。

表通りに面した二階には、寝室や客間、脇の方は従業員部屋など。

客間からは、一階の居間を通して、中庭の庭園が見える洒落た構造。一階の天井がそのために傾斜しているんです。

当主の収集品もたくさん展示されています。

街の皆さんの収集品も。これもすごい。

案内してくれたボランティアの方に、これなんだかわかりますか? と聞かれてしまいました。

すみません、私持ってるんです。
表通り側は、もちろん雪対策の、こみせです。黒石と同じ。

かつては、このこみせが街の端から端まで続いていたのでしょう。

素敵な建物を遺してくれて、ありがとう、花輪の皆さん。

レンタサイクルは無料でした。

向かいにもう一軒残る、小田島家。

こちらは非公開でした。

旅はまだまだ続きます。
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テーマ : 新・東北(トーホグ)紀行 ジャンル : 地域情報
Comments
なつかし、A.ラムちゃん
快調なツーリングレポ、楽しませてもらいました。
高山でも、同じような構造の建物見たことがあります。
けいらん、舞茸の出汁のようですが、けいらんの甘味との相性は?
ちなみに、博多の鶏卵素麺という菓子、甘過ぎて、食べたのは一度だけ。
A.ラムちゃん、ポーズがセクシーですね。こんな映画あったんだ。
当時、今でいうグラドルでしたね。
その後、すっかり太めになったおばさんの姿、見て、がっかりしたこと覚えています。
高山でも、同じような構造の建物見たことがあります。
けいらん、舞茸の出汁のようですが、けいらんの甘味との相性は?
ちなみに、博多の鶏卵素麺という菓子、甘過ぎて、食べたのは一度だけ。
A.ラムちゃん、ポーズがセクシーですね。こんな映画あったんだ。
当時、今でいうグラドルでしたね。
その後、すっかり太めになったおばさんの姿、見て、がっかりしたこと覚えています。
ここは狙ってたとこなんですが・・・
☆風写さんへ
先を越されましたね(笑)
しかし見事な建造物ですね・・・地震にも耐えるんだろうね・・・
確かに何のためにこんな大家根を作ったんだろう、金持ちの見栄かね?
いずれにしてもここは訪れたいです。
情報ありがとう・・・
先を越されましたね(笑)
しかし見事な建造物ですね・・・地震にも耐えるんだろうね・・・
確かに何のためにこんな大家根を作ったんだろう、金持ちの見栄かね?
いずれにしてもここは訪れたいです。
情報ありがとう・・・
LYNX☆さんへ
先を越される越されないというもんではないと思いますが......
疑問をぶつけにぜひ行ってみてください。
八幡平の一寸先ですから、日帰りで行ける限界ぐらいですね。
今週末は横手増田で、蔵の公開があるそうですよ。
http://m-kura.jp/news/kuranohi11.html
疑問をぶつけにぜひ行ってみてください。
八幡平の一寸先ですから、日帰りで行ける限界ぐらいですね。
今週末は横手増田で、蔵の公開があるそうですよ。
http://m-kura.jp/news/kuranohi11.html