Category: ドライブ
国がここまで面倒を
さて、のどかで、時間が止まったような肘折温泉でしたが、ウィキペディアによれば、「肘折カルデラ」と呼ばれる直径2kmのカルデラ(窪地)の東端に位置しており、カルデラの中心に位置する黄金温泉、最奥部の野湯である石抱温泉などとともに肘折温泉郷を形成している。

温泉街の一角にある「小松渕」は、トロイデ型(鐘状)火山の噴火口が渕になったものである。肘折カルデラは、現在気象庁によって活火山に指定されており、肘折温泉郷全体が「肘折火山」のマグマ溜りの上に位置している。
凄いところで湯治をしたもんです。温泉郷全体が風呂釜の上ですわ。暑かったわけです。

肘折のカルデラに入るには、庄内方面から国道47号だと、戸沢村で右折南下して、県道57号線、戸沢大倉線か、今回と同じように、新庄や大石田から大蔵村の中心部を抜け、国道458号線を登るかが一般的。
ところが地図をよく見る人はご存知でしょうが、もう一本あるのですね。
国道458号線はさらに南へ行けるのです。

仙台に来た頃からずっと走ってみたかったんです。

最初の辺りは舗装されていますが、この狭さ、すれ違いが大変です。

それでもこの気持ちがいい広葉樹林、爽やかなルート。エアコンを停め、窓を開けて走ります。
数キロ走ってダートイン。

このあとも、ダートと舗装路、最近の専門用語だと、グラベルとターマックが交互に現れます。グラベルと呼ばれるとおり、砂利の多いダートです。
その分、轍が低いので、普通乗用車でも腹を打たずに走れそうですが、二輪車だと浮き砂利が多いので、テクニックが必要かもしれません。

私の林道体験の中では、比較的対向車が多くて、平均すると2キロに1台ほど、オフロードバイクが半分近かったと思いますが、関東ナンバーの普通乗用車、アメリカンスタイルのバイク、果てはタンデムのバイクや自転車も通りました。

上の方の地図画像でも分かる通り、赤塗りの国道ですから、知らないで入ってきてしまうクルマやバイクも多いのでしょう。

山形道の方から肘折に行きたかったら、この道に来ちゃいますよね、普通。

もちろん、月山が見えるポイントも多数。

どうも、比較的広い部分はダートのまま、狭かったりカーブの部分のみ舗装というのが基本方針のようでした。

十部一峠が、大蔵村と寒河江市の境。

この峠下に、国内有数と言われた永松銅山があったそうですが、進入はできませんでした。

国道界のシーラカンス、最後のダート国道と呼ばれる458号線、酷道458号線で検索してみると、面白いサイトがいっぱい引っかかります。

寒河江の側には幸生銅山の跡もありました。

幕末の歴史にも登場する道、調べれば調べるほど楽しい道です。
書いたとおり対向車も多いので、ソロで走って転んでもきっと誰かに助けてもらえるでしょう。

肘折から寒河江の国道112号まで32km、一時間ほどの楽しいドライブでした。

温泉街の一角にある「小松渕」は、トロイデ型(鐘状)火山の噴火口が渕になったものである。肘折カルデラは、現在気象庁によって活火山に指定されており、肘折温泉郷全体が「肘折火山」のマグマ溜りの上に位置している。
凄いところで湯治をしたもんです。温泉郷全体が風呂釜の上ですわ。暑かったわけです。

肘折のカルデラに入るには、庄内方面から国道47号だと、戸沢村で右折南下して、県道57号線、戸沢大倉線か、今回と同じように、新庄や大石田から大蔵村の中心部を抜け、国道458号線を登るかが一般的。
ところが地図をよく見る人はご存知でしょうが、もう一本あるのですね。
国道458号線はさらに南へ行けるのです。

仙台に来た頃からずっと走ってみたかったんです。

最初の辺りは舗装されていますが、この狭さ、すれ違いが大変です。

それでもこの気持ちがいい広葉樹林、爽やかなルート。エアコンを停め、窓を開けて走ります。
数キロ走ってダートイン。

このあとも、ダートと舗装路、最近の専門用語だと、グラベルとターマックが交互に現れます。グラベルと呼ばれるとおり、砂利の多いダートです。
その分、轍が低いので、普通乗用車でも腹を打たずに走れそうですが、二輪車だと浮き砂利が多いので、テクニックが必要かもしれません。

私の林道体験の中では、比較的対向車が多くて、平均すると2キロに1台ほど、オフロードバイクが半分近かったと思いますが、関東ナンバーの普通乗用車、アメリカンスタイルのバイク、果てはタンデムのバイクや自転車も通りました。

上の方の地図画像でも分かる通り、赤塗りの国道ですから、知らないで入ってきてしまうクルマやバイクも多いのでしょう。

山形道の方から肘折に行きたかったら、この道に来ちゃいますよね、普通。

もちろん、月山が見えるポイントも多数。

どうも、比較的広い部分はダートのまま、狭かったりカーブの部分のみ舗装というのが基本方針のようでした。

十部一峠が、大蔵村と寒河江市の境。

この峠下に、国内有数と言われた永松銅山があったそうですが、進入はできませんでした。

国道界のシーラカンス、最後のダート国道と呼ばれる458号線、酷道458号線で検索してみると、面白いサイトがいっぱい引っかかります。

寒河江の側には幸生銅山の跡もありました。

幕末の歴史にも登場する道、調べれば調べるほど楽しい道です。
書いたとおり対向車も多いので、ソロで走って転んでもきっと誰かに助けてもらえるでしょう。

肘折から寒河江の国道112号まで32km、一時間ほどの楽しいドライブでした。
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Comments
ダート
楽しそうな道があるのですね。
小型車じゃないと、ちょっと怖そうですけど。
就職したての頃、ラリー好きの先輩に半強制的
に夜な夜な山道をタイム計って走らされました。
ある時、ダートの下り坂で道を外し、緩斜面を
落ちて、倒木がヘッドライトに突き刺さって止まり、
命を拾ったことがありましたよ。
そのおかげで、以来、運転は慎重になりましたが、
今でも山道のカーブにさしかかると血が騒ぎます。^^
小型車じゃないと、ちょっと怖そうですけど。
就職したての頃、ラリー好きの先輩に半強制的
に夜な夜な山道をタイム計って走らされました。
ある時、ダートの下り坂で道を外し、緩斜面を
落ちて、倒木がヘッドライトに突き刺さって止まり、
命を拾ったことがありましたよ。
そのおかげで、以来、運転は慎重になりましたが、
今でも山道のカーブにさしかかると血が騒ぎます。^^
題未定
R458は以前から気なっていた道です。今回、酒田方面へR458で抜けるか迷って、オフ車でない車両だったので地図でダートと表示があったこともあり、最上川ツーに決めてでR13から県道30を走りました。でもアメリカンも走っていたということですから今度は通ってみます。楽しみです。
苦手
☆風写さんへ
バイクでの浮き砂利のダートは一番苦手とする所です(笑)
しかし興味が有りますねこの道路、BEATでも走れそうですね・・・
☆サエモンさんへ
私もラリー時代、道路からはみ出して九死に一生を得た事が有ります・・・要するに下手っピイだっただけですが(笑)
バイクでの浮き砂利のダートは一番苦手とする所です(笑)
しかし興味が有りますねこの道路、BEATでも走れそうですね・・・
☆サエモンさんへ
私もラリー時代、道路からはみ出して九死に一生を得た事が有ります・・・要するに下手っピイだっただけですが(笑)
題未定
LYNX☆さま
その時のナビゲータが、今私の片腕として
現地で働いてくれてます。30年前、あのまま
落ちてたら、今の彼の家族も存在しなかった
ことになります。私は彼を生涯助けていく義務
があります。
骨折ぐらいならまだしも、命を懸けた趣味は
腰が引けます。と言いながら、ボート釣りして
ますけど。^^
その時のナビゲータが、今私の片腕として
現地で働いてくれてます。30年前、あのまま
落ちてたら、今の彼の家族も存在しなかった
ことになります。私は彼を生涯助けていく義務
があります。
骨折ぐらいならまだしも、命を懸けた趣味は
腰が引けます。と言いながら、ボート釣りして
ますけど。^^
酷道ねえ極道も…
風写さん
昔のこと、思い出しました。
今は世界遺産になった熊野古道の中辺路を、露天風呂撮影のモデルになってもらった若い芸妓さん二人同乗して走った時のこと。
車を出してくれたホテルの常務が、ダートが続く道で「これでも国道なのか。だけど、もし事故起こしても、同乗者見たら、仕事とは認められねえよな」
舗装された国道に出て、ホッとしたものです。
昔のこと、思い出しました。
今は世界遺産になった熊野古道の中辺路を、露天風呂撮影のモデルになってもらった若い芸妓さん二人同乗して走った時のこと。
車を出してくれたホテルの常務が、ダートが続く道で「これでも国道なのか。だけど、もし事故起こしても、同乗者見たら、仕事とは認められねえよな」
舗装された国道に出て、ホッとしたものです。