Category: 街角探検
陶磁と宇治茶好きな杜氏は、当時湯治中の当事者
仙台は、急に秋めいてきました。寂しいです。
さて今宵の宿は、お馴染み肘折温泉。薀蓄は前回の訪問記事をご覧ください。(タイトルに特に意味はありません)

湯治場という呼び名がぴったり来る温泉ですね。
最近だいぶ高級になってきた銀山温泉と比較すると庶民的です。
今回の宿は、四季の宿「松屋」。

お盆休みだというのに、3日前にネットで予約できました。
12時からチェックインできるのが、良いところなんですが、結局着いたのは14時。
早速大浴場「やませみ」へ。

薄灰緑がかった湯、無臭です。独占浴。すでに肌がつるつる、相当汗かいた後だからでしょうか。
今回は湯治なんです、一泊二日ですけど。
いつもの忙しいツーリングではなく、たまには宿でのんびりして、股関節を労ろうという試み。
湯に浸かっては、塗り薬や、膏薬、飲み薬を試します。

流行りのフェルビナクよりは、インドメタシンのほうが効くような気がします。
宿で公衆浴場の無料券をもらえるので、一休みしたあと、上ノ湯へ。50m程の距離でした。

券のない人は200円です。

ここもほぼ独占浴。
こちらのほうが無色透明ですが、湯にネットリ感があります。
更に一休みして、今度は今回の宿の売り、洞窟の湯。

ネットで予約した人の特典、借り切り出来るんですね、30分。

特典がない人の場合は、男女二時間交代なのです。貸切がある時間帯は入れません。

背を屈めて洞窟を歩くのは、あまり股関節には良くない感じ。

ここで震度5が来たらちょっと怖いかも。

連れも居ないので、此処でも独占浴でした。泉質はかわせみと同じ。

たしか東山温泉のおんぼろ宿に泊まったときにもこんなのがあったなぁ。

合間にまったりしながら、温泉に三度浸かり、なんとか湯治気分になりました。
夕飯は部屋食(こんな言葉、昔からありました?)です。

ミニ寄せ鍋や、天ぷら。ごく標準的ですが、山菜が多いですね。

醤油は庄内の、だだちゃ豆醤油の素(って何?)。

山の宿では出てこなくてもいい、お刺身。投げやりな盛り付け。

でも酒は旨いんですよ、小屋酒造の花羽陽ですから。大蔵村が誇る名産品
。私の好きな文字が3つ並んでいます。大三元。

ただしコップ酒なんです、ビールと兼用。

イワナも出てきました。ありがとう。

きっちりご飯も頂きました、ごちそうさまです。食事は前回来た時の宿のほうが格上でしたね。もちろんその分宿代は高かったのですが。
さて満腹で風呂に入るのも、体に悪そうなので、散策タイム。

最近は、ホテル内で温泉道楽を完結できる大型温泉ホテルが多くなり、それはそれで居心地も悪くないのですが、古い湯治場では、食後のそぞろ歩きが、重要なイベントですよね。

大勢で繰り出すと、しまいに宿に戻れなくなる人が出たりして、それはそれで楽しい思い出。

慣れない下駄履いて、闊歩すると温泉でふやけた足の皮が破けたりするんです。

ところで画像を見てのとおり、夏の間、肘折温泉のメインストリートには、灯ろうが飾られています。
肘折の商店は、朝市に合わせて朝5時半には店を開けるため、夜はあっという間に閉まってしまうんです。
それもあってそぞろ歩きの旅人たちの目を楽しませようというわけなんですね。
「ひじおりの灯」という企画。HPから引用します。
肘折温泉では〈湯治文化を100年後に継承する〉ために、東北芸術工科大学とパートナーシップを組み、芸術・文化による地域活性化事業『肘折温泉プロジェクト』に2007年から取り組んでいます。

『ひじおりの灯』は、肘折温泉が開湯1200年を迎えた記念すべき夏からはじまったオリジナル灯ろうの展示会で、今年で5回目の点灯を迎えます。

『ひじおりの灯』を描くのは、東北芸術工科大学で絵画やデザインを学んでいる美大生たち。若者たちは温泉街の招待で2泊3日の合宿を肘折でおこない、手漉きの月山和紙にそれぞれの〈肘折絵巻〉を表現しました。

灯ろうの設計は建築家の竹内昌義(みかんぐみ)が手がけ、組立てや表装は庄内の職人たちが腕を振るっています。昨年からは、地元の青年団や、閉校した旧肘折小中学校の児童生徒も灯ろう絵を出展するなど、『ひじおりの灯』はゆっくりと着実に、あたらしい地域文化として根付きつつあります。

点灯=2011.8.2-31 18:00→20:00(※会期中無休)
主催=肘折地区
企画=肘折温泉プロジェクト実行委員会+東北芸術工科大学

素晴らしい企画ですね。
山形市にある東北芸術工科大学は、様々な形で、アートな試みを展開しています。要チェック。
ひじおりの灯 ←詳しくはこちらをクリックしてください。

実に美しいイベントであり、そぞろ歩きも進むってものなんですが、実は虫が無視できないくらい凄いんです。
アブやブヨかな。刺されます。

虫除けスプレー必携です。

画像多数なので、フォトアルバムにまとめてあります。
Nikon OnlineGallary。←クリックしてスライドショーでお楽しみください。

もう一度大浴場かわせみの湯を使い、湿布してぐっすり眠りました。
さて今宵の宿は、お馴染み肘折温泉。薀蓄は前回の訪問記事をご覧ください。(タイトルに特に意味はありません)

湯治場という呼び名がぴったり来る温泉ですね。
最近だいぶ高級になってきた銀山温泉と比較すると庶民的です。
今回の宿は、四季の宿「松屋」。

お盆休みだというのに、3日前にネットで予約できました。
12時からチェックインできるのが、良いところなんですが、結局着いたのは14時。
早速大浴場「やませみ」へ。

薄灰緑がかった湯、無臭です。独占浴。すでに肌がつるつる、相当汗かいた後だからでしょうか。
今回は湯治なんです、一泊二日ですけど。
いつもの忙しいツーリングではなく、たまには宿でのんびりして、股関節を労ろうという試み。
湯に浸かっては、塗り薬や、膏薬、飲み薬を試します。

流行りのフェルビナクよりは、インドメタシンのほうが効くような気がします。
宿で公衆浴場の無料券をもらえるので、一休みしたあと、上ノ湯へ。50m程の距離でした。

券のない人は200円です。

ここもほぼ独占浴。
こちらのほうが無色透明ですが、湯にネットリ感があります。
更に一休みして、今度は今回の宿の売り、洞窟の湯。

ネットで予約した人の特典、借り切り出来るんですね、30分。

特典がない人の場合は、男女二時間交代なのです。貸切がある時間帯は入れません。

背を屈めて洞窟を歩くのは、あまり股関節には良くない感じ。

ここで震度5が来たらちょっと怖いかも。

連れも居ないので、此処でも独占浴でした。泉質はかわせみと同じ。

たしか東山温泉のおんぼろ宿に泊まったときにもこんなのがあったなぁ。

合間にまったりしながら、温泉に三度浸かり、なんとか湯治気分になりました。
夕飯は部屋食(こんな言葉、昔からありました?)です。

ミニ寄せ鍋や、天ぷら。ごく標準的ですが、山菜が多いですね。

醤油は庄内の、だだちゃ豆醤油の素(って何?)。

山の宿では出てこなくてもいい、お刺身。投げやりな盛り付け。

でも酒は旨いんですよ、小屋酒造の花羽陽ですから。大蔵村が誇る名産品


ただしコップ酒なんです、ビールと兼用。

イワナも出てきました。ありがとう。

きっちりご飯も頂きました、ごちそうさまです。食事は前回来た時の宿のほうが格上でしたね。もちろんその分宿代は高かったのですが。
さて満腹で風呂に入るのも、体に悪そうなので、散策タイム。

最近は、ホテル内で温泉道楽を完結できる大型温泉ホテルが多くなり、それはそれで居心地も悪くないのですが、古い湯治場では、食後のそぞろ歩きが、重要なイベントですよね。

大勢で繰り出すと、しまいに宿に戻れなくなる人が出たりして、それはそれで楽しい思い出。

慣れない下駄履いて、闊歩すると温泉でふやけた足の皮が破けたりするんです。

ところで画像を見てのとおり、夏の間、肘折温泉のメインストリートには、灯ろうが飾られています。
肘折の商店は、朝市に合わせて朝5時半には店を開けるため、夜はあっという間に閉まってしまうんです。
それもあってそぞろ歩きの旅人たちの目を楽しませようというわけなんですね。
「ひじおりの灯」という企画。HPから引用します。
肘折温泉では〈湯治文化を100年後に継承する〉ために、東北芸術工科大学とパートナーシップを組み、芸術・文化による地域活性化事業『肘折温泉プロジェクト』に2007年から取り組んでいます。

『ひじおりの灯』は、肘折温泉が開湯1200年を迎えた記念すべき夏からはじまったオリジナル灯ろうの展示会で、今年で5回目の点灯を迎えます。

『ひじおりの灯』を描くのは、東北芸術工科大学で絵画やデザインを学んでいる美大生たち。若者たちは温泉街の招待で2泊3日の合宿を肘折でおこない、手漉きの月山和紙にそれぞれの〈肘折絵巻〉を表現しました。

灯ろうの設計は建築家の竹内昌義(みかんぐみ)が手がけ、組立てや表装は庄内の職人たちが腕を振るっています。昨年からは、地元の青年団や、閉校した旧肘折小中学校の児童生徒も灯ろう絵を出展するなど、『ひじおりの灯』はゆっくりと着実に、あたらしい地域文化として根付きつつあります。

点灯=2011.8.2-31 18:00→20:00(※会期中無休)
主催=肘折地区
企画=肘折温泉プロジェクト実行委員会+東北芸術工科大学

素晴らしい企画ですね。
山形市にある東北芸術工科大学は、様々な形で、アートな試みを展開しています。要チェック。
ひじおりの灯 ←詳しくはこちらをクリックしてください。

実に美しいイベントであり、そぞろ歩きも進むってものなんですが、実は虫が無視できないくらい凄いんです。
アブやブヨかな。刺されます。

虫除けスプレー必携です。

画像多数なので、フォトアルバムにまとめてあります。
Nikon OnlineGallary。←クリックしてスライドショーでお楽しみください。

もう一度大浴場かわせみの湯を使い、湿布してぐっすり眠りました。
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Comments
他意取る
☆風写さんへ
タイトルに騙されてしまった(笑)
ここの温泉、前回一緒に行った時と又趣が違って良いですね・・・灯籠のアイディアは素晴らしい。
ところで薬を並べた写真の中に、ビールの缶が有るのですが、あれも薬になる訳ですね?(笑)
絶対入りたくない「洞窟の湯」!
鍾乳洞や地底湖など苦手な私・・・これは勘弁して欲しいです。
タイトルに騙されてしまった(笑)
ここの温泉、前回一緒に行った時と又趣が違って良いですね・・・灯籠のアイディアは素晴らしい。
ところで薬を並べた写真の中に、ビールの缶が有るのですが、あれも薬になる訳ですね?(笑)
絶対入りたくない「洞窟の湯」!
鍾乳洞や地底湖など苦手な私・・・これは勘弁して欲しいです。
食事が部屋出しだと割高
夕食や朝食がバイキング設定だったりすると、部屋食は割高になりますね。
でも、お忍びの二人連れだと、ゆっくり食べ、飲み、旅の余韻を楽しむためにはおすすめです。
女性ライター同行の時も、この方がよかったですね。部屋は別でしたけど…当たり前か。
テニスのやりすぎで、変形性膝関節炎になって歩けなくなった時、近くの整形外科医院で、ヒアルロン酸注入とボルタレンのチューブ処方されました。この消炎剤、筋肉痛にはあまり効きませんね。
よくまあ、こんなダジャレタイトル考えたもんだ。
パクリだけど、「秋田に行って、稲庭二羽ニワトリがいるうどん、食べてきた」
うどん通なら分かってくれるかな?
でも、お忍びの二人連れだと、ゆっくり食べ、飲み、旅の余韻を楽しむためにはおすすめです。
女性ライター同行の時も、この方がよかったですね。部屋は別でしたけど…当たり前か。
テニスのやりすぎで、変形性膝関節炎になって歩けなくなった時、近くの整形外科医院で、ヒアルロン酸注入とボルタレンのチューブ処方されました。この消炎剤、筋肉痛にはあまり効きませんね。
よくまあ、こんなダジャレタイトル考えたもんだ。
パクリだけど、「秋田に行って、稲庭二羽ニワトリがいるうどん、食べてきた」
うどん通なら分かってくれるかな?