風写の黙示録

No Camera No Life. No Wind No Power. 時間に追われず、のんびり気ままに暮らしたい。 晴れてる方へツーリング、雨が降ったら過去への旅。 貴方のコメントを楽しみに、書き綴っています。 

Category: カメラ

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開発者魂

 ドイツのケルンで今日まで開かれているフォトキナ
 世界最大の写真関連の展示会です。

ケルン

 ライン川の左岸、左上がケルン中央駅と世界遺産の大聖堂、右がケルンメッセです。
 Googleアースで見る場合はこちら

 偶数年、つまり二年に一度開催されるのですが、私は、1982,84,86,88年の4回参加したと思います。
 放送機器の欧州での展示会は、偶数年が英国のブライトンでIBC、奇数年がスイスのモントルーでモントルーショーとして開かれていました。IBCは後にオランダのアムステルダムに移動しています。

 ドイツには当時この手の展示会がなく、CCTV関係はハノーファーメッセで展示されていたのですが、こちらは産業関連で世界最大、これ以上裾野を拡げるのは無理ということで、フォトキナの方に高級ビデオカメラのメーカーが間借りしたような形でした。
 1987年ぐらいにフランクフルトメッセで、そんな状況を打開しようと新しい展示会が開かれたような記憶がありますが、その後どう発展しているのかは不明です。

 そんな二年に一度の展示会で、発表された銘機は、1954年のM3を始め、たくさんあるのですが、今年も面白いカメラが発表されました。

 まずは先日もちょっと触れた、FujifilmのFinePix X100。(※リンク先も画像も全てデジカメwatchからの引用です。)
 
fuji001.jpg

 ライカファンが喜びそうなメタリックボディ。

fuji003.jpg

 背面には液晶モニターが付いたデジカメですから、あとはそれに光学ファインダーを追加しただけのモデルに見えるのですが、ちょっと違うんです。

fuji004.jpg

 フィルム時代のコンパクトカメラを使ったことがある人は、思い出してくれるかもしれませんが、その頃の一眼レフではないカメラのファインダー、レンジファインダー付きであってもなくても、よっぽどの低価格機でない限り、ブライトフレームという、画枠の表示がありました。実際に写真に映る範囲を示すものです。

 高級なモデルではピントリングを回すと、このブライトフレームが変化する、パララックス補正が付いていたりもしました。
 カメラ前面に明かり取りのすりガラス窓を設け、ファインダー内にプリズムやハーフミラーを配置してフレームを実像ファインダーに重ねます。

 そんな光学ファインダーは、他にも露出計の針やランプ、後にはシャッタースピードや絞りの数値などの表示が増え、どんどん賑やかになっていきます。人間が機械に使われる構図。

 このカメラはおそらく10万円以上に価格が設定される、実にマニアックなカメラとして開発されたと思いますが、そんなカメラを使うユーザーを想定したときに、質の高いファインダーが必要であるのと同時に、背面の液晶モニターに表示される様々な情報が光学ファインダーでは表示できない点が、議論されたようです。

 そこから生まれたアイデアが、ブライトフレームの代わりに液晶モニターの絵を重ねようというものでした。
 最近のデジタル一眼レフでも、実像のファインダー像に重なって赤いLED表示が出たりしますが、似たようなアイデアですね。

 でもこのカメラの面白い所はそこに留まりません。

 光学ファインダーをオフにして、EVF、液晶ファインダーとしても使えるようにしてしまったのです。
 つまり、情報表示用の液晶をEVFにも使えるようにしたわけです。

fuji002.jpg

 光学ファインダーが欲しいというユーザーの気持ちは、あの明るくてすっきりした実際の絵を見ながら、瞬間を切り撮りたいという、純粋なものなんですが、ご存知のとおり、この手の光学ファインダーでは、ボケ味が見えません。そこに一眼レフの優位性があるわけなんですね。

 ところがこのX100の液晶ファインダーは、そのデメリットを打ち消してくれるわけです。ボケ味を確認しながら撮影することが出来ます。
 それでいてコンパクト。

 レンズ交換は出来ないカメラなんですが、35mm相当F2.0の単焦点レンズは私の理想アングル。
 楽しいカメラが発表されたもんです。

 開発ストーリーはこちらをどうぞ。

 若いデジタルエンジニアと、古いカメラデザイナーの開発スピリットの融合です。

 フォトキナ関連のニュース一覧はこちら

 Googleアースで拡大したケルンの大聖堂

ケルンdom

 砂粒みたいなのが人です。

 今日ちょうど、トータルアクセスが70,000、ユニークアクセスが30,000を超えました。
 ありがとうございます。
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テーマ : デジカメ  ジャンル : 写真

Comments

面白そう
オリンパスのレンズに似てるパンケーキ型レンズが付いてますね。
今までボケ味に対しては何の疑問も持たずに光学ファインダーを使っていましたが言われてみると確かに(笑)
それより私自身のボケ味の方が気になりますが(汗)
LYNX☆さんへ
ボケ味を見たくてG2を買ったのかと思っていました。

いろんなことを考えていくと、メカニズムとしては一眼レフが一番優れているということになっていくんですね。

ただ大きいのが難点。






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プロフィール

風写

Author:風写
仙台在住の“いんぴんかだり”です。
座右の銘は、人の振り見て我が振り直せ。
苦手なものは、人混み、行列、会議、出会い、初対面、対面販売、電話、girl's talk、職員室、甘いもの。
人前で話すこと、満員電車は真っ平御免。

癒されるものは、風に立ち向かう風力発電機、ごめんね青春!の中井さんと蜂矢先生、暖炉の炎、ミーアキャット、困った顔の石田ゆり子、喜多方宮古の刺身こんにゃく、越中八尾の風の盆、井上あさひアナの微笑み、あん肝、クラシックカメラの手触りとシャッター音、新垣結衣のすっぴん、生シロエビ、ピンクフロイド、ひたすらアクセルオンで登り続けられる峠道、ずっと下り坂だけのサイクリング、いきものがかり、掘りたての筍刺し、首を傾げた麻生久美子、時間が止まったような日だまり、サイモンとガーファンクル、大町へそのをの煮込、美術館の静けさ、博物館のかび臭さ、手嶌葵のハスキーヴォイス、薪の燃える香り、湯葉刺し、タレントもクイズも無しのドキュメンタリー番組、カエデの若葉、硫黄温泉、青空、街灯、水門、消火栓、冷えた純米酒、旬のサンマ刺、姫神、カワセミのダイビング、街独特のマンホール、わっぱ飯、桑子真帆アナの突込み、Across the Universe、イワトビペンギン、お寺の鐘、碧い海と砂浜、水を張ったばかりの棚田、QueenⅡのBlack Side、アジのたたき、レイラ後半のデュアンオールマンのスライドギター、小梅蕙草、アルトビール、ブリーカーストリートの青春、ヤマユリ、パリパリの餃子、原田知世の「ふう」、広くて静かな板の間、街角の向こうから聞こえてくる定禅寺ストリートジャズフェスティバルの演奏………〆のラーメン

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