Category: 博物芸術
それでも故郷?
新宿から中央線快速で国立へ。
国立という地名は、国分寺と立川の間に出来た町なので、付けられた名前だ。
東京にはこの手の安易なネーミングが多くて、大田、井荻はわかりやすいが、昭島、清瀬、中野、墨田もそうらしい。代沢もそうかな。
また国内唯一の私立のコクリツ大学である、くにたち音楽大学もある。
今回はギャラリーで、叔父の回顧展を見た。

叔父は昨年4月に他界し、従妹から最後の個展の案内が届いていたのだ。

何度かブログでも触れているが、ワタシが都立高校に入った時、叔父は別の都立高で、美術教師をしており、入学時に保証人になってくれた。

高校では、音楽、工芸、美術から一科目選択する必要があり、なんとなく音楽か工芸かなぁと思っていたのだが、中学時代のデザインを見せたこともあった、叔父からの入学祝が油絵道具セット。
選ばざるを得なくなったのだ。

ずいぶん久しぶりに会う事が出来た従妹にその話をしたら、うちの父も彼女が就職した時の保証人になってたらしい。
優しい人柄がそのまま出ている、ほんわかした風景画。

そしてその後また叔父に会った時に、教え子がデビューしたからと紹介されたのが、RCサクセション。
たぶんすでに知っていたと思う。

ワタシの好きな叔父が、僕の好きな先生だったのだ。
20年以上前に、父と同居することになり、東京の雪谷に少し広い部屋を借りることになった。
駄目元で、大きな絵ばかり描いていた叔父に、今度の家は広い壁があるので、何枚か預かりましょうか? と言ったら、渡してくれた大作が今のマンションに二枚ある。

多摩湖あたりの散歩道と、伊豆か房総の港だろう。
絵はそのまま、水戸、そして仙台まで来てしまい、その後叔父に会った時に、個展の時はいつでも持って行きますよと話したのだが、もうお前にやるから、とお墨付きをもらってしまったのだ。

個展に、同じ場所で描いたと思われる、もう一枚の絵があった。
陰の具合からすると、昼間下の絵を描き、夕方山の影が広がってきたころに、上の絵を描いたように思える。そうすると西伊豆かな。

点描のような、変わったタッチの絵もあった。

他にも珍しい橋や建物の絵も。
蒼騎会に属していたので、昔は時々上野の定期展を観に行ったものだ。
朝日新聞で紹介されたという事もあって、多くの人が訪れていた。
退職後はカルチャースクールで教えていたと言うので、そちらの教え子も来ていたのかもしれない。
また中央線で八王子へ。
昼メシだ。

蕎麦を食べようと歩きまわったのだがラーメン屋や揚げ物系ばかりで見つからず、結局うどん店に。

武蔵野うどんというジャンルがあるんだな。

話が変わるが、この税別と税込みの価格表示、もういい加減税込のみに全国統一できないのだろうか。
日替わりのアラカルト天ぷらは楽しいかも。

田舎汁うどん、850円。

きのこ汁に揚げ茄子がのったもの、だ。美味い。
手打ちうどんは吉田のうどんよりは柔らかいが、世間一般の標準からすればコシが強いと思う。

いつもの西東京バスで西へ。

両親が眠る萩霊園長福寺だ。

30分ほどかかるが、本数の多い路線なので待ち時間は少ないし、もちろんSUICAが使える。

前にも書いたが、仙台藩片倉家ゆかりのお寺になる。

文字通り猫の額ほどの墓石横に生えてしまった桜の樹。

もう3mほどになり、土台の石が少し移動してしまっている。

いずれ仕舞って、遺灰は仙台に持って来るつもりなので、まあ良いのかな。

多摩地域に住む親戚も、もうここまで登ってくる元気はないだろう。

仙台の霊園を少し見て回ろうか。。

ここも車で来れば、近くの美術館とか寄れるのだけれど、やはり遠い。

またバスで八王子駅まで戻り、中央線で国立を通り過ぎて、西国分寺で武蔵野線に乗り換え。

武蔵浦和で埼京線、大宮で東北新幹線に乗り換えた。

仙台駅で夕飯をゲットして市営バスで帰宅。

寒い。

日常生活に戻ることができた。

参考:父と叔父は、8人姉弟の3番目と5番目、次男と四男だ。
国立という地名は、国分寺と立川の間に出来た町なので、付けられた名前だ。
東京にはこの手の安易なネーミングが多くて、大田、井荻はわかりやすいが、昭島、清瀬、中野、墨田もそうらしい。代沢もそうかな。
また国内唯一の私立のコクリツ大学である、くにたち音楽大学もある。
今回はギャラリーで、叔父の回顧展を見た。

叔父は昨年4月に他界し、従妹から最後の個展の案内が届いていたのだ。

何度かブログでも触れているが、ワタシが都立高校に入った時、叔父は別の都立高で、美術教師をしており、入学時に保証人になってくれた。

高校では、音楽、工芸、美術から一科目選択する必要があり、なんとなく音楽か工芸かなぁと思っていたのだが、中学時代のデザインを見せたこともあった、叔父からの入学祝が油絵道具セット。
選ばざるを得なくなったのだ。

ずいぶん久しぶりに会う事が出来た従妹にその話をしたら、うちの父も彼女が就職した時の保証人になってたらしい。
優しい人柄がそのまま出ている、ほんわかした風景画。

そしてその後また叔父に会った時に、教え子がデビューしたからと紹介されたのが、RCサクセション。
たぶんすでに知っていたと思う。

ワタシの好きな叔父が、僕の好きな先生だったのだ。
20年以上前に、父と同居することになり、東京の雪谷に少し広い部屋を借りることになった。
駄目元で、大きな絵ばかり描いていた叔父に、今度の家は広い壁があるので、何枚か預かりましょうか? と言ったら、渡してくれた大作が今のマンションに二枚ある。

多摩湖あたりの散歩道と、伊豆か房総の港だろう。
絵はそのまま、水戸、そして仙台まで来てしまい、その後叔父に会った時に、個展の時はいつでも持って行きますよと話したのだが、もうお前にやるから、とお墨付きをもらってしまったのだ。

個展に、同じ場所で描いたと思われる、もう一枚の絵があった。
陰の具合からすると、昼間下の絵を描き、夕方山の影が広がってきたころに、上の絵を描いたように思える。そうすると西伊豆かな。

点描のような、変わったタッチの絵もあった。

他にも珍しい橋や建物の絵も。
蒼騎会に属していたので、昔は時々上野の定期展を観に行ったものだ。
朝日新聞で紹介されたという事もあって、多くの人が訪れていた。
退職後はカルチャースクールで教えていたと言うので、そちらの教え子も来ていたのかもしれない。
また中央線で八王子へ。
昼メシだ。

蕎麦を食べようと歩きまわったのだがラーメン屋や揚げ物系ばかりで見つからず、結局うどん店に。

武蔵野うどんというジャンルがあるんだな。

話が変わるが、この税別と税込みの価格表示、もういい加減税込のみに全国統一できないのだろうか。
日替わりのアラカルト天ぷらは楽しいかも。

田舎汁うどん、850円。

きのこ汁に揚げ茄子がのったもの、だ。美味い。
手打ちうどんは吉田のうどんよりは柔らかいが、世間一般の標準からすればコシが強いと思う。

いつもの西東京バスで西へ。

両親が眠る萩霊園長福寺だ。

30分ほどかかるが、本数の多い路線なので待ち時間は少ないし、もちろんSUICAが使える。

前にも書いたが、仙台藩片倉家ゆかりのお寺になる。

文字通り猫の額ほどの墓石横に生えてしまった桜の樹。

もう3mほどになり、土台の石が少し移動してしまっている。

いずれ仕舞って、遺灰は仙台に持って来るつもりなので、まあ良いのかな。

多摩地域に住む親戚も、もうここまで登ってくる元気はないだろう。

仙台の霊園を少し見て回ろうか。。

ここも車で来れば、近くの美術館とか寄れるのだけれど、やはり遠い。

またバスで八王子駅まで戻り、中央線で国立を通り過ぎて、西国分寺で武蔵野線に乗り換え。

武蔵浦和で埼京線、大宮で東北新幹線に乗り換えた。

仙台駅で夕飯をゲットして市営バスで帰宅。

寒い。

日常生活に戻ることができた。

参考:父と叔父は、8人姉弟の3番目と5番目、次男と四男だ。
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