Category: カメラ
クラシックカメラマン92
朝晩はだいぶ過ごしやすくなってきましたが、まだまだ暑い仙台です。
昨日は久しぶりに、スワローズ、ベガルタ、イーグルス、三連勝です。
今日紹介するカメラはこれ。
1967年発売、ライカのM4です。

ライカ史上、最も完成されたデザインと言われるカメラ。

文句のつけようがない美しさです。
左からM2、M3、M4。

M3の発表が1954年。機構やデザインを簡略化したものの、35mmレンズ用のファインダーまで備えた廉価版、M2の発表が1958年でした。
M4はそのM3とM2のいいとこ取り。

M2で簡略化されたフィルムカウンターは、M3と同じスタイルに戻っています。
そしてもっとも大きな改善点は、フィルム巻き戻しノブが斜めに取り付けられ、回しやすくなったこと。13年後の改良がこれくらいというのも情けない話ではありますが、良い時代でした。
上から、M4、M3、M2。

デザイン的に大きな違いは、いわゆるエプロンの有無。上がM4で、下がM3です。

M4ではレンズマウントの回りまで、革装が施されていることが美しさの理由でしょうか。
今度はM4キャンディーズ。

左から1981年のM4-P、1978年のM4-2、そして1967年のM4です。
下の写真は、左からM4、M4-P、M4-2です。M4はドイツ製、あとの2台はカナダ製です。

ドイツ製は、ロゴが"Leica"、カナダ製は"Leitz"になっています。

ところで、Mシリーズのファインダーは、倍率は固定ですが、フレームがレンズに依って変化し、下のように表示されます。単位はmm。
M3: 50+135、50、50+90
M2: 35、50、90
M4: 35+135、50、90
M4-2:35+135、50、90
M4-P:35+135、50+75、28+90
M6: 35+135、50+75、28+90
倍率は、M3がx0.91。これは裸眼より僅かに像が小さく見えることを意味します。
その他はx0.75。少し像が小さめに見えることになります。
ところが、このM4、本来出てこないはずの28mmのフレームも出てくるんです。もちろん75mmのフレームも50mmと一緒に出てきます。
おそらく、故障修理か、或いは故意にファインダー光学系をM4-Pのものに交換してあるのです。最初は驚きましたが、このほうが使いやすいので、今は満足しています。
おまけにM6と2ショット。

どちらのデザインがお好みですか?

先日の遠野ツーリングに、持って行きました。MRメーターを着けて試写です。レンズはウルトロン35mm/F1.7。

例によって、ホワイト急便で現像とCD焼きこみ、710円。
山口集落の水車小屋。

たかむろ水光園の曲り家。

同じく土蔵。

なぜか孔雀。網越しです。

カッパ淵。

クラシックカメラで撮ったほうが、河童が写りそうな気がしませんか。

ほら、そこそこ。

やっぱり、フィルムカメラが似合う遠野です。

昨日は久しぶりに、スワローズ、ベガルタ、イーグルス、三連勝です。
今日紹介するカメラはこれ。
1967年発売、ライカのM4です。

ライカ史上、最も完成されたデザインと言われるカメラ。

文句のつけようがない美しさです。
左からM2、M3、M4。

M3の発表が1954年。機構やデザインを簡略化したものの、35mmレンズ用のファインダーまで備えた廉価版、M2の発表が1958年でした。
M4はそのM3とM2のいいとこ取り。

M2で簡略化されたフィルムカウンターは、M3と同じスタイルに戻っています。
そしてもっとも大きな改善点は、フィルム巻き戻しノブが斜めに取り付けられ、回しやすくなったこと。13年後の改良がこれくらいというのも情けない話ではありますが、良い時代でした。
上から、M4、M3、M2。

デザイン的に大きな違いは、いわゆるエプロンの有無。上がM4で、下がM3です。

M4ではレンズマウントの回りまで、革装が施されていることが美しさの理由でしょうか。
今度はM4キャンディーズ。

左から1981年のM4-P、1978年のM4-2、そして1967年のM4です。
下の写真は、左からM4、M4-P、M4-2です。M4はドイツ製、あとの2台はカナダ製です。

ドイツ製は、ロゴが"Leica"、カナダ製は"Leitz"になっています。

ところで、Mシリーズのファインダーは、倍率は固定ですが、フレームがレンズに依って変化し、下のように表示されます。単位はmm。
M3: 50+135、50、50+90
M2: 35、50、90
M4: 35+135、50、90
M4-2:35+135、50、90
M4-P:35+135、50+75、28+90
M6: 35+135、50+75、28+90
倍率は、M3がx0.91。これは裸眼より僅かに像が小さく見えることを意味します。
その他はx0.75。少し像が小さめに見えることになります。
ところが、このM4、本来出てこないはずの28mmのフレームも出てくるんです。もちろん75mmのフレームも50mmと一緒に出てきます。
おそらく、故障修理か、或いは故意にファインダー光学系をM4-Pのものに交換してあるのです。最初は驚きましたが、このほうが使いやすいので、今は満足しています。
おまけにM6と2ショット。

どちらのデザインがお好みですか?

先日の遠野ツーリングに、持って行きました。MRメーターを着けて試写です。レンズはウルトロン35mm/F1.7。

例によって、ホワイト急便で現像とCD焼きこみ、710円。
山口集落の水車小屋。

たかむろ水光園の曲り家。

同じく土蔵。

なぜか孔雀。網越しです。

カッパ淵。

クラシックカメラで撮ったほうが、河童が写りそうな気がしませんか。

ほら、そこそこ。

やっぱり、フィルムカメラが似合う遠野です。

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テーマ : ★カメラ&レンズ・機材 ジャンル : 写真
Comments
学生時代に欲しかったのはM2でM4が発売になったときは斜めになった巻き戻しクランクが嫌でした。
でも、今になってみるとM4が良いですね。28mmのフレームがないのが残念だと思っていましたが、たとえ修理ミスでも出るのなら良いですね。
実用性なら露出計のあるM6がよいですね。
でも、心のどこかにM3に眼鏡レンズの35mmを付けて見たいという思いもあります。
でも、今になってみるとM4が良いですね。28mmのフレームがないのが残念だと思っていましたが、たとえ修理ミスでも出るのなら良いですね。
実用性なら露出計のあるM6がよいですね。
でも、心のどこかにM3に眼鏡レンズの35mmを付けて見たいという思いもあります。