Category: カメラ
こうやって撮っています。
月の写真はどうやって撮っているのか、聞かれることがあった。これは、21日夕方の三日月。今気づいたのだが、左上に偶然飛行機の機体が写っている。

レンズ交換式のデジイチを使ってるんでしょとか、スマホと望遠鏡?とか言われたこともあるが、何度かこのブログにも書いている通り、高倍率ズーム付きのコンパクトデジタルカメラで、手持ち撮影している。
最近使って来たのは、PANASONICのLumix TZ70とTZ90。どちらのカメラもレンズは35㎜フィルム換算で24-720㎜の30倍光学ズームで、2倍のデジタルズームも使えば、望遠端で1440㎜相当になり、上の画像程度の大きさで月が撮影できる。月は十分明るいので、三脚も不要だ。

ほかのメーカー製でも類似スペックのカメラがあるが、自分はファインダー付きが好きで、望遠端で使うときもカメラを顔につけた方が安定するはずだ。
またコンパクトなので、パーカーのポケットに入る。
そして最も重要なのが露出補正。
オートフォーカスになったフィルムカメラよりも前から、いわゆるAE、露出は自動化されているが、一般的に画面全体の明るさを測定して、露出を決定する仕組みになっており、シャッター速度、絞りの値、デジタル化されてからはさらに感度も制御する。
この自動制御の結果が必ずしも月の撮影には向いておらず、往々にして月面の陰影が飛んでしまって、ただの白い大きな星になってしまう。
それで露出を補正する。常に絵が少し暗くなるように設定を変えるのだ。
デジタル一眼や、少し高級なコンパクトカメラには、このような露出補正ダイヤルが付いている。

これがない場合は、背面にこんな+/-のボタンがあって、露出補正メニューを呼び出すことができる。

TZ90の場合はこの方式。

これらの機能を使って、大体-1程度にセットする。
あとは気合を入れてカメラを構え、月にズームインして、息を止めてシャッターを押すだけ。
-1がベストかどうか、何枚か取ってみて多少数値を微調整する。
これは、今月2日のほぼ満月。

-1.3で撮影していた。-1だったらもう少し明るくなってベターだったかもしれない。
この時の露出(カメラが勝手に設定してくれた数値)は、F:8、1/250秒、ISO-80だ。カメラの手振れ補正も優れているため、三脚を使わなければならないと言うことは無い。
こちらは6日のだいぶ欠けた月。

-1で撮影していて、ちょうど良いと思う。F:6.4、1/125秒、ISO-100だった。
いちばん上の三日月は、-1、F:6.4、1/125秒、ISO-1000。
こちらは、19日の細い月。

-1、F:6.4、1/8秒、ISO-3200だった。このシャッタースピードでも、ブレは見えていない。
色温度設定については特にいじらず、すべてオートのまま撮影している。
以上、高倍率ズームレンズが付いたカメラを用意して、露出補正を-1程度で手持ち撮影。それだけ。
iPhoneカメラで、露出補正する方法はこちら。
実は露出補正-1は、朝焼け夕焼け撮影でもそのまま使用している。
これは以前松島で撮影した日の出。-1で撮っている。もちろん手持ち。

これは未補正の、19日の朝焼け。

-1で同じ日の夕焼け。


-1.3で20日の朝焼け。

-1.3で21日の夕景。

太陽の場合にも有効で、これは22日の日の出後だ。

スポット測光を使うとか、シーンモードをセレクトすると言った、もっと好い方法もあると思うが、ズボラなワタシはこの程度で毎日撮影している。
※もちろんノートリミングで掲載。

レンズ交換式のデジイチを使ってるんでしょとか、スマホと望遠鏡?とか言われたこともあるが、何度かこのブログにも書いている通り、高倍率ズーム付きのコンパクトデジタルカメラで、手持ち撮影している。
最近使って来たのは、PANASONICのLumix TZ70とTZ90。どちらのカメラもレンズは35㎜フィルム換算で24-720㎜の30倍光学ズームで、2倍のデジタルズームも使えば、望遠端で1440㎜相当になり、上の画像程度の大きさで月が撮影できる。月は十分明るいので、三脚も不要だ。

ほかのメーカー製でも類似スペックのカメラがあるが、自分はファインダー付きが好きで、望遠端で使うときもカメラを顔につけた方が安定するはずだ。
またコンパクトなので、パーカーのポケットに入る。
そして最も重要なのが露出補正。
オートフォーカスになったフィルムカメラよりも前から、いわゆるAE、露出は自動化されているが、一般的に画面全体の明るさを測定して、露出を決定する仕組みになっており、シャッター速度、絞りの値、デジタル化されてからはさらに感度も制御する。
この自動制御の結果が必ずしも月の撮影には向いておらず、往々にして月面の陰影が飛んでしまって、ただの白い大きな星になってしまう。
それで露出を補正する。常に絵が少し暗くなるように設定を変えるのだ。
デジタル一眼や、少し高級なコンパクトカメラには、このような露出補正ダイヤルが付いている。

これがない場合は、背面にこんな+/-のボタンがあって、露出補正メニューを呼び出すことができる。

TZ90の場合はこの方式。

これらの機能を使って、大体-1程度にセットする。
あとは気合を入れてカメラを構え、月にズームインして、息を止めてシャッターを押すだけ。
-1がベストかどうか、何枚か取ってみて多少数値を微調整する。
これは、今月2日のほぼ満月。

-1.3で撮影していた。-1だったらもう少し明るくなってベターだったかもしれない。
この時の露出(カメラが勝手に設定してくれた数値)は、F:8、1/250秒、ISO-80だ。カメラの手振れ補正も優れているため、三脚を使わなければならないと言うことは無い。
こちらは6日のだいぶ欠けた月。

-1で撮影していて、ちょうど良いと思う。F:6.4、1/125秒、ISO-100だった。
いちばん上の三日月は、-1、F:6.4、1/125秒、ISO-1000。
こちらは、19日の細い月。

-1、F:6.4、1/8秒、ISO-3200だった。このシャッタースピードでも、ブレは見えていない。
色温度設定については特にいじらず、すべてオートのまま撮影している。
以上、高倍率ズームレンズが付いたカメラを用意して、露出補正を-1程度で手持ち撮影。それだけ。
iPhoneカメラで、露出補正する方法はこちら。
実は露出補正-1は、朝焼け夕焼け撮影でもそのまま使用している。
これは以前松島で撮影した日の出。-1で撮っている。もちろん手持ち。

これは未補正の、19日の朝焼け。

-1で同じ日の夕焼け。


-1.3で20日の朝焼け。

-1.3で21日の夕景。

太陽の場合にも有効で、これは22日の日の出後だ。

スポット測光を使うとか、シーンモードをセレクトすると言った、もっと好い方法もあると思うが、ズボラなワタシはこの程度で毎日撮影している。
※もちろんノートリミングで掲載。
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