風写の黙示録

No Camera No Life. No Wind No Power. 時間に追われず、のんびり気ままに暮らしたい。 晴れてる方へツーリング、雨が降ったら過去への旅。 貴方のコメントを楽しみに、書き綴っています。 

Category: アウトドア

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あがりこにあがりこ

 まれ。
 結局高志の謎は解かれないまま、終わってしまいました。ストーリーから漏れちゃった感じ。
 スピンアウト編が待たれます。

 仁賀保高原を後にして西へ、いったん象潟方面へ戻り、鳥海ブルーライン方向へ左折、県道58号線にぶつかったらさらに左折します。

 中島台レクリエーションの森、都市郊外のお手軽施設のような名称ですが、国定公園である鳥海高原の中にある、自然探求路です。

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 昨年5月にも入り口までは来たのですが、天気が悪くて、侵入を見送っていました。

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 この場所に湿原とブナの天然林があり、木道を歩いて回れるというので、来てみたかったのです。

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 今回の三番目のミッションは、獅子ヶ鼻湿原。

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 自然の中を歩くのは好きなのですが、登山する体力がなく、と言うか体が重すぎて、アップダウンが少ない湿原めぐりが合うと言う事もあります。

 ベストは1時間以内のコースなんですが、ここはその倍くらい。

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 象潟のホームセンターで買って来た、熊鈴をつけて歩きますが、2-3分おきに中年カップルや家族連れとすれ違う程度の観光客密度でした。

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 赤川と言う川に沿ってほぼフラットな木道を歩きます。

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 花は少ない季節ですね。

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 御覧のようにに、変わった形のブナの木多数。

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 ZAQがいました。

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 異形ブナと呼ばれるのですが、どうしてこのような形になるのでしょうか。

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 以前八甲田の谷地温泉に行ったとき、積雪のためと思われる曲がりくねったブナの木を多数見たのですが、ここでは積雪だけが原因ではないようなんです。

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 それは炭焼き。

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 ここにも炭焼き窯の跡がありました。

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 メカニズムはよく分かりませんが、想像するに、炭にするのが目的ならば、山中で炭にして持ち帰るほうが軽くなるので、窯は山にあるわけですね。

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 実際ここにも何十と跡があるそうなんです。

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 ちなみにこれが、あがりこ大王と呼ばれる、日本一太い異形ブナ。

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 推定樹齢300年、幹回り7.6mだそうです。

 炭を焼くために、根株を残してちょうど良い太さのブナを伐ると、何年後なのか、何十年後に新しい枝が生えてくる。

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 それをまた伐っては生え、伐っては生えを繰り返した結果ではないかと。

 伐る高さは冬の積雪に関係しますね。

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 つまり積雪による変形に、人の手が長い間に加わったからの、カタチだというのです。

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 楽しくありませんか?

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 でもそうだとしたら、炭を焼くための伐採が終わってしまったら、もう異形ブナは生まれて来ないことになります。

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 今残っているものが最後。

 長い時間をかけた観察が必要ですね。

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 あがりこ大王観察ルートは往復20分程度の行き止まりを行って来いコース。そこに来るまでが30分程度でした。

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 気持ちが良かったので、一周50分程度の獅子ヶ鼻湿原周遊ルートにも挑戦します。

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 日本一大きいと言われる、鳥海マリモ。

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 阿寒のマリモのように水中に浮遊する姿を想像していたのですが、ちょっと違いました。

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 ハンデルソロイゴケとヒラウロコゴケが絡み合って球体状になったものだそうです。

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 藻ではなくて、苔でした。

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 ちょっと拍子抜けでしたが、日本では鳥海山でしか見られない「ヒラウロコゴケ」と、もう一つはスペインやトルコなどに分布し、八ケ岳とここだけで確認されている「ハンデルソロイゴケ」。ともに学術的にも貴重種なんだそうです。

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 さらに歩きます。

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 水門がありました。

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 東北電力の施設ですから、車でも来れそうですね、一般車は無理でも。

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 あがりこ大王の前で撮影された小百合さんの写真も宣伝で使われているようですから、車で来たのかも。

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 彼女でも歩けるかな。

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 トレッキング客に踏まれてさらに変形する樹もあります。

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 高湿度で苔むす木道。

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 道は少し上りになって、水源に近づいていきます。

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 この辺りで少し息が上がって来ましたが、あとは下り。

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 トレッキングシューズも持って来てはいたのですが、管理人のおじさんが、普通の運動靴で十分十分と言うので、革靴で来たのをちょっと後悔です。

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 出つぼと呼ばれる湧水地にたどり着きました。

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 鳥海山麓の湧水は、水温が約7℃で、PHが4.5前後の酸性、それで珍種の苔が生えるんですね。

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 あとはのんびり下ります。

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 すれ違うおばぁちゃんたちに、行くべきか戻るべきか、何度も聞かれました。

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 難しい質問です、人にもよるし。

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 無数の異形ブナ。

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 約2時間10分、歩き切りました。

 おじさんにはトイレがないのがつらかった。

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 ちなみに人が入れるのは、ほぼ私が歩いたルートのみ、途中から鳥海山に直登できるような登山道にはつながっていません。

 そしてこれも大事な情報なんですが、鳥海山が見える場所もありませんでした。

 このあと冬季は閉鎖される、県道58号をさらに峠に向かうのですが、何のことはない、異形ブナはこの道路沿いにもたくさんありました。

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 ちゃんちゃん。

 PS: 途中でこんな花を見かけたのですが、トリカブトなの?

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風写

Author:風写
仙台在住の“いんぴんかだり”です。
座右の銘は、人の振り見て我が振り直せ。
苦手なものは、人混み、行列、会議、出会い、初対面、対面販売、電話、girl's talk、職員室、甘いもの。
人前で話すこと、満員電車は真っ平御免。

癒されるものは、風に立ち向かう風力発電機、ごめんね青春!の中井さんと蜂矢先生、暖炉の炎、ミーアキャット、困った顔の石田ゆり子、喜多方宮古の刺身こんにゃく、越中八尾の風の盆、井上あさひアナの微笑み、あん肝、クラシックカメラの手触りとシャッター音、新垣結衣のすっぴん、生シロエビ、ピンクフロイド、ひたすらアクセルオンで登り続けられる峠道、ずっと下り坂だけのサイクリング、いきものがかり、掘りたての筍刺し、首を傾げた麻生久美子、時間が止まったような日だまり、サイモンとガーファンクル、大町へそのをの煮込、美術館の静けさ、博物館のかび臭さ、手嶌葵のハスキーヴォイス、薪の燃える香り、湯葉刺し、タレントもクイズも無しのドキュメンタリー番組、カエデの若葉、硫黄温泉、青空、街灯、水門、消火栓、冷えた純米酒、旬のサンマ刺、姫神、カワセミのダイビング、街独特のマンホール、わっぱ飯、桑子真帆アナの突込み、Across the Universe、イワトビペンギン、お寺の鐘、碧い海と砂浜、水を張ったばかりの棚田、QueenⅡのBlack Side、アジのたたき、レイラ後半のデュアンオールマンのスライドギター、小梅蕙草、アルトビール、ブリーカーストリートの青春、ヤマユリ、パリパリの餃子、原田知世の「ふう」、広くて静かな板の間、街角の向こうから聞こえてくる定禅寺ストリートジャズフェスティバルの演奏………〆のラーメン

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