風写の黙示録

No Camera No Life. No Wind No Power. 時間に追われず、のんびり気ままに暮らしたい。 晴れてる方へツーリング、雨が降ったら過去への旅。 貴方のコメントを楽しみに、書き綴っています。 

Category: 博物芸術

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決して居づらくはありません

 いわき湯本を後にして、県道を南へ。勿来の街を抜けて海岸沿いの国道6号線で県境を越えます。

 ずっと記憶と記録をたどっているのですが、2000年12月に水戸から仙台に引っ越して以来、東北新幹線や東武線で古河近辺を通過する以外は、初めて茨城県に足を踏み入れたような気がします。

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 北茨城の五浦という地域になります。読みは、いづら。

 国立大学法人茨城大学五浦美術文化研究所です。

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 登録有形文化財の長屋門が玄関です。

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 入ってすぐ、天心記念館があります。撮影不可ではないみたいでした。

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 ウィキから引用。
 岡倉 天心(おかくら てんしん、1863年2月14日(文久2年12月26日) - 1913年(大正2年)9月2日)は、日本の思想家、文人。本名は岡倉覚三(かくぞう)。幼名は岡倉角蔵。

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 福井藩の武家の子として横浜の本町1丁目(現・横浜開港記念会館付近)に生まれ、1871年に家族で東京に移転。東京美術学校(現・東京藝術大学の前身の一つ)の設立に大きく貢献し、また日本美術院を創設した。近代日本における美術史学研究の開拓者で、英文による著作での美術史家、美術評論家としての活動、美術家の養成、ボストン美術館中国・日本美術部長といった多岐に亘る啓蒙活動を行い、明治以降における日本美術概念の成立に寄与した。「天心」は岡倉が詩作などの際に用いた号であるが、生前には「岡倉天心」と呼ばれることはほとんどなく、本人はアメリカでも本名の岡倉覚三 (Okakura Kakuzo) で通していた。

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 福井藩の下級藩士の父・岡倉勘右衛門は、藩命で武士の身分を捨て、福井藩が横浜に開いた商館「石川屋」(現・横浜開港記念会館)の貿易商となり、その商店の角倉で生まれたことから、覚三は当初「角蔵」と名付けられた。9歳の時、妹てふを出産した母このが産褥熱で死去。その葬儀が行われた長延寺(現・オランダ領事館跡)に預けられ、そこで漢籍を学び、横浜居留地に宣教師ジェームス・バラが開いた英語塾で英語も学んだ。弟の岡倉由三郎は英語学者。

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 東京開成所(のちの官立東京開成学校、現・東京大学)に入所し、政治学・理財学を学ぶ。英語が得意だったことから同校講師のアーネスト・フェノロサの助手となり、フェノロサの美術品収集を手伝った。16歳のとき、大岡忠相の末裔でもある13歳の基子と結婚する。1882年(明治15年)に専修学校(現在の専修大学)の教官となり、専修学校創立時の繁栄に貢献し学生達を鼓舞した。

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 1890年(明治23年)から3年間、東京美術学校でおこなった講義「日本美術史」は日本(の美術史学)における日本美術史叙述の嚆矢とされる。


  

 五浦の風景を愛し、海を眺めるために自ら設計した六角堂。

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 五浦は、東日本大震災で、茨城県内でもっとも高い津波被害を受けました。

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 六角堂も第一波の津波で流出。今の建物はその後再建されたものです。

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 刻々と変わり、二度と同じ形を見せない、水面を眺めるのが好きだったそうです。

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 確かに。

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 心が落ち着く、美しい海岸線です。

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 これまた記録をたどっているのですが、私が水戸に棲んでいた時代には訪れたことはないようです。

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 こちらも彼が自ら設計した天心邸。登録有形文化財です。

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 海面からかなり高い崖の上に立ちますが、津波はこの庭まで届いたそうです。

 映画も観なきゃね。

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 大東亜共栄圏思想のもとになったとか、関係ないとか語られる、亜細亜は一なりの石碑。

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 欧米の文化と対比する意味で、中国、インド、日本の文化には同一の思想があるということでしょうか。

 彼の墓。

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 ぽかぽか陽気に嬉しくなって周囲を散歩していたら、すごい建造物を発見。

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 木質は異なりますが、金沢駅に通じるものがあります。

 一般の方の住宅だそうですが、安齋好太郎設計「五浦の家」

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 良いところです。

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 民宿が多く、あんこう鍋や、どぶ汁の看板がたくさんありました。

 1kmほど離れたところにある、茨城県天心記念五浦美術館

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 日本美術院の院展が開催中でした。最終日だったかも。

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 さすがに館内は撮影禁止。

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 小さいけれど落ち着いた美術館の窓から、北にいわきの海岸線が見えました。

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 駐車場の奥に、海方向に降りていく階段がありました。

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 ここが最初に日本美術院が建てられた場所。

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 横山大観らは、ここで修行僧のように、海を眺める場所で、制作に勤しんだのだそうです。

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 映画を観なきゃね。



 厳しい海の表情です。

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Author:風写
仙台在住の“いんぴんかだり”です。
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人前で話すこと、満員電車は真っ平御免。

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