Category: 音楽
風の枕って?
一昨日、風車とホルスタインの写真が撮りたい話をしました。
風力発電機が立っている場所って、まあ風が強いのは当然ですが、他にも二つ条件があります。ひとつは、電力送電幹線が近いこと。すごいすごいといっても火力や原子力よりは非力なので、風力発電所専用の送電線を長く引くのは、コストに合わないようです。もう一つは、道路があることです。組立にクレーン等重機が必要なので、そのためのしっかりした道路が無いと作れないのです。このおかげで、私もお参りできる訳です。
それで、もちろん大規模なウインドファームでは、このために道路を作ったように見受けられるところもありますが、好適地にすでに人の手が入っていれば好都合なわけです。よって、山の上の牧場は、牛さんでも登れるなだらかな山稜が普通で、すでに道路があるか、細くても拡張しやすいので、ホルスタインと風車の同居が良く見られるわけです。
ちなみにドイツのシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州 にホルスタインの名前は由来しているのですが、この州はドイツの最北部に位置し、北海にも面していて、風車の本場オランダも隣にある事からも、強風が吹き荒れることは容易に想像がつき、本国のホルスタインも、多くが風車のそばで草を食んで反芻しているのでしょう。
で、ホルスタインと言えば、私より若い3-40代の方は、ゲートウェイのパソコンの箱を思い出すと思いますが、私の世代は、ピンクフロイドの「原子心母」のアルバムジャケットですね。(やっとピンクフロイドまでつながった)
1970年発表の「原子心母」は左の写真、牛さんのカメラ目線が印象的ですがこのタイトル、原題Atom Heart Motherのなんと直訳なんですね。安易です。安直です。立川直樹さんの解説では、心臓に疾患のある妊婦が原子力のペースメーカーを入れて生きながらえて出産する、云々とありますが、ホルスタインとのつながりは何か母性と言うようなことでしょうか。
右のジャケットは翌71年発表の「Meddle/おせっかい」です。これはどうも耳の拡大写真ですね。
実は中学生のときに初めて紛れ込んだ「箱根アフロディーテ」と言う野外ロックコンサートのメインゲストが当時初来日のピンクフロイドで、前のバンドが終わって1時間以上「One Two One」とマイクテストをやっていたのは覚えていますが、演奏は難しくて良く判りませんでした。
しかしその後は、いつからかお気に入りのバンドとなり、今でも「Darkside of the Moon/狂気」は、私の中でBest5に入るアルバムです。
また、写真の2枚のアルバムも狂気に劣らず、愛聴盤になっています。
この「Meddle」の1曲目が、「One of these days/吹けよ風呼べよ嵐」です。この曲は、日本語タイトルのおかげか、今でもさまざまなドキュメンタリー番組や、ニュースの特集、バラエティ番組等で効果音兼BGMで使用されていて、ピンクフロイドの演奏と言うことを知らずに聴いて覚えている人が多いだろうという点で、ゴンチチに近いものがあります。当時の担当ディレクターの翻訳センスは、原子心母も含め、??ではありますが、売り上げには大きく貢献していると思われます。私にとっても、台風中継の折には心の中で鳴り響いている曲です。
しかし今日のタイトルはこのアルバムの2曲目です。「A Pillow of winds」特に奇抜な翻訳タイトルは付いておらず、まんまピローオブウインズです。風の枕、でしょうか? 優しいスライドギターとギター・ヴォーカルの普通の曲、私の印象は、そよ風の吹く草原で、一眠りしているような曲です。いいですね。でも、そよ風しか吹かない草原は、風力発電には向いていません。 終わり
風力発電機が立っている場所って、まあ風が強いのは当然ですが、他にも二つ条件があります。ひとつは、電力送電幹線が近いこと。すごいすごいといっても火力や原子力よりは非力なので、風力発電所専用の送電線を長く引くのは、コストに合わないようです。もう一つは、道路があることです。組立にクレーン等重機が必要なので、そのためのしっかりした道路が無いと作れないのです。このおかげで、私もお参りできる訳です。
それで、もちろん大規模なウインドファームでは、このために道路を作ったように見受けられるところもありますが、好適地にすでに人の手が入っていれば好都合なわけです。よって、山の上の牧場は、牛さんでも登れるなだらかな山稜が普通で、すでに道路があるか、細くても拡張しやすいので、ホルスタインと風車の同居が良く見られるわけです。
ちなみにドイツのシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州 にホルスタインの名前は由来しているのですが、この州はドイツの最北部に位置し、北海にも面していて、風車の本場オランダも隣にある事からも、強風が吹き荒れることは容易に想像がつき、本国のホルスタインも、多くが風車のそばで草を食んで反芻しているのでしょう。
で、ホルスタインと言えば、私より若い3-40代の方は、ゲートウェイのパソコンの箱を思い出すと思いますが、私の世代は、ピンクフロイドの「原子心母」のアルバムジャケットですね。(やっとピンクフロイドまでつながった)

1970年発表の「原子心母」は左の写真、牛さんのカメラ目線が印象的ですがこのタイトル、原題Atom Heart Motherのなんと直訳なんですね。安易です。安直です。立川直樹さんの解説では、心臓に疾患のある妊婦が原子力のペースメーカーを入れて生きながらえて出産する、云々とありますが、ホルスタインとのつながりは何か母性と言うようなことでしょうか。
右のジャケットは翌71年発表の「Meddle/おせっかい」です。これはどうも耳の拡大写真ですね。
実は中学生のときに初めて紛れ込んだ「箱根アフロディーテ」と言う野外ロックコンサートのメインゲストが当時初来日のピンクフロイドで、前のバンドが終わって1時間以上「One Two One」とマイクテストをやっていたのは覚えていますが、演奏は難しくて良く判りませんでした。
しかしその後は、いつからかお気に入りのバンドとなり、今でも「Darkside of the Moon/狂気」は、私の中でBest5に入るアルバムです。
また、写真の2枚のアルバムも狂気に劣らず、愛聴盤になっています。
この「Meddle」の1曲目が、「One of these days/吹けよ風呼べよ嵐」です。この曲は、日本語タイトルのおかげか、今でもさまざまなドキュメンタリー番組や、ニュースの特集、バラエティ番組等で効果音兼BGMで使用されていて、ピンクフロイドの演奏と言うことを知らずに聴いて覚えている人が多いだろうという点で、ゴンチチに近いものがあります。当時の担当ディレクターの翻訳センスは、原子心母も含め、??ではありますが、売り上げには大きく貢献していると思われます。私にとっても、台風中継の折には心の中で鳴り響いている曲です。
しかし今日のタイトルはこのアルバムの2曲目です。「A Pillow of winds」特に奇抜な翻訳タイトルは付いておらず、まんまピローオブウインズです。風の枕、でしょうか? 優しいスライドギターとギター・ヴォーカルの普通の曲、私の印象は、そよ風の吹く草原で、一眠りしているような曲です。いいですね。でも、そよ風しか吹かない草原は、風力発電には向いていません。 終わり
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