Category: カメラ
クラシックカメラマン125
今日が冬至でしょうか?
ほんとうに毎日寒くて寒くて、春よ来い!
久しぶりにカメラの紹介です。
これは独逸時代に所有していた、WERRA 4。

第二次大戦後、東西に分かれてしまったカールツァイスの東独側、イェナで生産されたカメラです。
ウィキから、第二次世界大戦の敗戦直後、ドイツの東西分断により、ドイツ東部にあったイェーナはソ連占領統治下に置かれた。しかしアメリカ軍はカール・ツァイスの光学技術をソ連にそのまま渡すことを阻止するためソ連軍に先んじてイェーナに入り、1945年6月24日に125名の技術者とその家族を拉致、また8万枚の図面とともにイェーナを出発、オーバーコッヘンに移動させ、ツァイス・オプトンとして光学機器の生産を引き継いだ。一方ソ連軍はイェーナの工場群を接収、残った技術者もソ連に送った。これによってカール・ツァイスは東西に分裂した。東側はイェーナに半官半民の「人民公社カール・ツァイス・イェーナ」を設立、このイェーナのカール・ツァイスは東ドイツの誇る光学機器メーカーとして存続した。
上のカメラは、何度も書いているように、帰国寸前に泥棒に盗まれてしまったのですが、最近、同じ工場で作られた、WERRA 3を入手することが出来ました。1958年発売のモデル。

距離計付きなのは、3と4共通ですが、露出計付きは4だけ。
変な形でしょう。
軍艦部は、のっぺらぼうでシャッターボタンのみ。

まずレンズカバーが外れます。

そしてこのカバーがフードになるのです。

更に、フィルム巻き上げは、このレンズの根本のリングを回すのです。

形は違いますが、メカ的には、コニカⅢに似ています。
裏蓋と底蓋が一体型ではずれます。フィルムは普通の35mm.

フィルム巻き上げと枚数カウンターは、底面に。

レンズは定番のテッサー50mm。

feet表示なので、アメリカ向けでしょうか。

ファインダーを覗くと、フレームが2つ。

全体をひとつの画角と考えれば、3種類のレンズに対応していることになります。
そう、コンパクトなのに、レンズ交換式なのでした。

ベルリンの壁崩壊後、2つのカールツァイスは、再び一つになりました。
1989年~1990年に渡って行われたドイツ再統一により、東西に分かれていたカール・ツァイスも統合の道を歩むことになる。イェーナにあったツァイスは経営に行き詰まっており、実質的にオーバーコッヘンのツァイスが吸収する形となった。現在もカール・ツァイス本社はオーバーコッヘンに置かれている。
ほんとうに毎日寒くて寒くて、春よ来い!
久しぶりにカメラの紹介です。
これは独逸時代に所有していた、WERRA 4。

第二次大戦後、東西に分かれてしまったカールツァイスの東独側、イェナで生産されたカメラです。
ウィキから、第二次世界大戦の敗戦直後、ドイツの東西分断により、ドイツ東部にあったイェーナはソ連占領統治下に置かれた。しかしアメリカ軍はカール・ツァイスの光学技術をソ連にそのまま渡すことを阻止するためソ連軍に先んじてイェーナに入り、1945年6月24日に125名の技術者とその家族を拉致、また8万枚の図面とともにイェーナを出発、オーバーコッヘンに移動させ、ツァイス・オプトンとして光学機器の生産を引き継いだ。一方ソ連軍はイェーナの工場群を接収、残った技術者もソ連に送った。これによってカール・ツァイスは東西に分裂した。東側はイェーナに半官半民の「人民公社カール・ツァイス・イェーナ」を設立、このイェーナのカール・ツァイスは東ドイツの誇る光学機器メーカーとして存続した。
上のカメラは、何度も書いているように、帰国寸前に泥棒に盗まれてしまったのですが、最近、同じ工場で作られた、WERRA 3を入手することが出来ました。1958年発売のモデル。

距離計付きなのは、3と4共通ですが、露出計付きは4だけ。
変な形でしょう。
軍艦部は、のっぺらぼうでシャッターボタンのみ。

まずレンズカバーが外れます。

そしてこのカバーがフードになるのです。

更に、フィルム巻き上げは、このレンズの根本のリングを回すのです。

形は違いますが、メカ的には、コニカⅢに似ています。
裏蓋と底蓋が一体型ではずれます。フィルムは普通の35mm.

フィルム巻き上げと枚数カウンターは、底面に。

レンズは定番のテッサー50mm。

feet表示なので、アメリカ向けでしょうか。

ファインダーを覗くと、フレームが2つ。

全体をひとつの画角と考えれば、3種類のレンズに対応していることになります。
そう、コンパクトなのに、レンズ交換式なのでした。

ベルリンの壁崩壊後、2つのカールツァイスは、再び一つになりました。
1989年~1990年に渡って行われたドイツ再統一により、東西に分かれていたカール・ツァイスも統合の道を歩むことになる。イェーナにあったツァイスは経営に行き詰まっており、実質的にオーバーコッヘンのツァイスが吸収する形となった。現在もカール・ツァイス本社はオーバーコッヘンに置かれている。
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テーマ : クラシック・カメラ(クラカメ) ジャンル : 写真