Category: 博物芸術
いらないけれども捨てられないもの
JR飯山線の越後鹿渡駅から山間に分け入った集落に残る、旧東山小学校。体育館側。旧松之山町になります。

またまた旧校舎がインスタレーションの舞台です。

こちらが校舎ですが、体育館とは直接つながっています。

フランス人アーティストは、この廃校に来て、何を感じたのでしょうか。

最後の授業という、白ワインとソーセージが美味しいアルザス地方(実は行ったことはなし)が舞台の、ストーリーを昔教科書で読みましたね。フランスとドイツの国境地帯が舞台でした。

体育館側の入り口から入ると、真っ暗。床に敷き詰められた牧草(?)のせいか、もわっと気温の高い室内。
デジカメだといろいろ映りますが、肉眼では空中に漂う電球と、壁に投射された砂嵐の映像しか見えません。

入り口には案内のおじさんがいたけど、内部は数少ない観客だけ。
最初に見た地図を思い出しながら、歩を進めます。
遠くからは心臓の鼓動のようなサウンド。音源に近づいていきます。

暗い学校の廊下。そして誰もいない教室。
すべての窓は閉じられ、覆われ、真っ暗な構内。

使われなくなった机と椅子。

フランス人、クリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマンの「最後の教室」です。

響き渡る心臓の鼓動。
棺桶のような、オブジェ。

真っ黒な額縁が延々と続く廊下。

今回、もっともショッキングで、暗い気持ちにさせられた場所でした。

比較的近い場所にもう一つ。
ベルリン在住の塩田千春「家の記憶」。

新潟の山間にはとても多い板貼りの普通の民家。

縦横に張り巡らされた黒い毛糸。

蜘蛛の巣のようです。

やたらアートに詳しい若い女性とガイドさんの会話を聴きながら、勝手に歩きまわります。

ここでも暗い気持ちに。

集落の方たちの、いらないけど捨てられないものが再利用されているそうです。

これも大変な手間ですね。

アーティストも大変です。

本物の蜘蛛の巣もあったりして。

ちょっとアヤトリも想い出します。

続いて「森の学校」キョロロへ。家の記憶から車で15分ほど。

こちらははっきり言って子供向けの昆虫爬虫類館ですが、アート作品も。
庄野泰子「キョロロのTin-Kin-Pin-音乃泉」

橋本典久+scope「超高解像度人間大昆虫写真」

子どもたちは生き物の方に夢中ですが、私しゃこっちが好き。

確かに人間大だ。

これも実在する虫なんですかね。

とにかく子供がたくさん居ました。
美人林近くの道路沿い、木村豊彦+松之山の人々「悠久なる恵み-松之山の野草の花々とブナ林」。

連作を眺めながら宿に向かったのでした。

またまた旧校舎がインスタレーションの舞台です。

こちらが校舎ですが、体育館とは直接つながっています。

フランス人アーティストは、この廃校に来て、何を感じたのでしょうか。

最後の授業という、白ワインとソーセージが美味しいアルザス地方(実は行ったことはなし)が舞台の、ストーリーを昔教科書で読みましたね。フランスとドイツの国境地帯が舞台でした。

体育館側の入り口から入ると、真っ暗。床に敷き詰められた牧草(?)のせいか、もわっと気温の高い室内。
デジカメだといろいろ映りますが、肉眼では空中に漂う電球と、壁に投射された砂嵐の映像しか見えません。

入り口には案内のおじさんがいたけど、内部は数少ない観客だけ。
最初に見た地図を思い出しながら、歩を進めます。
遠くからは心臓の鼓動のようなサウンド。音源に近づいていきます。

暗い学校の廊下。そして誰もいない教室。
すべての窓は閉じられ、覆われ、真っ暗な構内。

使われなくなった机と椅子。

フランス人、クリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマンの「最後の教室」です。

響き渡る心臓の鼓動。
棺桶のような、オブジェ。

真っ黒な額縁が延々と続く廊下。

今回、もっともショッキングで、暗い気持ちにさせられた場所でした。

比較的近い場所にもう一つ。
ベルリン在住の塩田千春「家の記憶」。

新潟の山間にはとても多い板貼りの普通の民家。

縦横に張り巡らされた黒い毛糸。

蜘蛛の巣のようです。

やたらアートに詳しい若い女性とガイドさんの会話を聴きながら、勝手に歩きまわります。

ここでも暗い気持ちに。

集落の方たちの、いらないけど捨てられないものが再利用されているそうです。

これも大変な手間ですね。

アーティストも大変です。

本物の蜘蛛の巣もあったりして。

ちょっとアヤトリも想い出します。

続いて「森の学校」キョロロへ。家の記憶から車で15分ほど。

こちらははっきり言って子供向けの昆虫爬虫類館ですが、アート作品も。
庄野泰子「キョロロのTin-Kin-Pin-音乃泉」

橋本典久+scope「超高解像度人間大昆虫写真」

子どもたちは生き物の方に夢中ですが、私しゃこっちが好き。

確かに人間大だ。

これも実在する虫なんですかね。

とにかく子供がたくさん居ました。
美人林近くの道路沿い、木村豊彦+松之山の人々「悠久なる恵み-松之山の野草の花々とブナ林」。

連作を眺めながら宿に向かったのでした。

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