風写の黙示録

No Camera No Life. No Wind No Power. 時間に追われず、のんびり気ままに暮らしたい。 晴れてる方へツーリング、雨が降ったら過去への旅。 貴方のコメントを楽しみに、書き綴っています。 

Category: カメラ

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今頃流行るとは

 立松和平さんが亡くなりました。
 彼の著書を読んだことはありませんが、テレビドキュメンタリーに登場する彼の独特な感性と、語り口にはいつも癒されていました。

 私も彼と同じ宇都宮生まれですが、彼の語りはちっとも栃木風ではなく、立松風だと思います。

 昨日どこかの番組で彼の本名が、横松和夫だと知り、これだけは笑えました。平和をひっくり返したのにはどういう意図があったのでしょうね。
 


 前々職時代、1990年代後半、私がいた部署では3Dのカメラやモニターも開発設計していました。
 なので、今でも3D映画や、3Dテレビの仕組みなら、簡単なレクチャーぐらい出来ます。

 放送用機材メーカーですから、立体カメラも本格的、三管式のカメラを二台組み込み、二本のレンズの光軸のクロスポイントをフォーカスに連動して動かすと言う、超弩級の立体カメラでした。
 一部の顧客は水中プリンプを制作し、珊瑚礁の立体映像を撮影していました。その他の例はこちら

     アバター
                              ※某サイトから無断借用。

 3D映像はカメラを二台並べれば撮影出来るのですが、なかなか人間の目のように働かせることが出来ません。

 つまり私たちの目は左右単独でフォーカス調整が出来るのですが、さらに目の玉を動かして、見たいものの方向を向くんですね。二つの目の方向は、星をみるときには平行になるし、新聞を読むときはクロスするわけです。その方向が一致する点がクロスポイントです。
 カメラにもこのメカニズムを組み込む必要があるんですね。

 そしてその映像をしっかり調整されたスクリーンやモニターで、3Dメガネを掛けて見ると、クロスポイントがちょうどスクリーン上にあるように見えます。
 その向こうのものは、奥に引っ込んで、その手間にあるものはスクリーンから飛び出して見えるわけです。

 立体映像のシステムに関わっているスタッフ、メーカーの人間にしても、ユーザーにしても、常に心配なのが人間の脳に対する影響です。

 広い画面の中には、多数の物体、視聴対象が存在します。
 当然一組のカメラの被写体、ピントを合わせるクロスポイントは、撮影者の意志に依って決められるわけですが、見ている人がそれに反して別のものを見ようとしたときに、どうなるのか。疲れないのか。

 ゆえに、画面の構成はシンプルに、誰もが同じものを見るように仕向けなければなりません。
 また、周辺部、画面の端は、片方の目(カメラ)では見えるけどもう片方からは見えないものが出てきますので、これも疲れる原因になります。だから特に飛び出してくるもののフレームイン、フレームアウトは避けた方が懸命です。

     アバター2

 話は変わりますが、パソコン等でコンピュータグラフィックスをいじったことがある方は、簡単に理解出来ると思いますが、今時のCGオブジェクトは元々3Dの情報を持っています。縦横高さ、垂直水平奥行き方向のカタチのデータを。
 それに、ある方向から光を当てたり、視点を変えるためにオブジェクトを回転させたり出来ますよね。

 これのおかげで、立体CG動画の制作が飛躍的に高速化したんですね。実写は面倒ですが。
 立体のオブジェクトが動くCG動画をひとつ造れば、視点を人間の目の間隔だけ横にずらしたもうひとつの動画と組み合わせるだけで、立体動画を構成出来るんです。

 実はうちにも3Dカメラがありました。

R0010824.jpg

 PENTAXのステレオアダプターなんですが、52mmフィルター径のレンズなら装着可能。

 この写真のカメラは、*istD、静止画専用ですが、最新の動画も撮れるカメラに付ければ、3D動画も撮れるはず。

IMGP1018.jpg

 裸眼立体視でも見られますが、一応ヴューワーも付属しています。

R0010821.jpg

 標準レンズ程度で撮影したものが、自然に見られるようですね。

IMGP1005.jpg

 カメラの黎明期から存在する立体画像。

 100年以上の歴史があるわけなんですが、永遠のキワモノ。
 流行した例はありません。

IMGP1017.jpg

 今度はどうなんでしょう。

 当時映像学会で真剣な研究成果が発表されていたのは、外科手術や、災害救助ロボット用途。
 エンターテイメントの世界で、立体映像でなければ表現出来ない領域があるのか、若きクリエーターの活躍を期待しましょう。
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テーマ : 気になる映画(@^^)/  ジャンル : 映画

Comments

なぜ?
立松和平さん・・又惜しい人が亡くなられました・・・ジャーナリストが続けて他界する・・なぜ?
子供の頃、左右の色違い眼鏡(青と赤)をかけて立体映画を見た事が有ります。
今とは比べ物にならないチャチなものだったのですが、それでも・・なぜ?と思いました

先日免許センターで体験した、ドライビングシュミレーターの画像で車酔いしたのも、3DCG映像だったのか、納得しました。
脳が追いついていかなかったのでしょうね。

ステレオアダプターで撮った写真いずれも
裸眼で立体に見えました!
おはようございます
今日はパッとしない天気ですね。土曜日は良い天気か、思いっきり雪だと良いですね。

ワタシ、乱視で、左と右の視力がずいぶん違うんです。そんなワタシでもちゃんと3Dに見えるんかなぁと、漠然とした不安を持っています。
まぁ、試す気もあまり無いんですけど(笑)
観に行きたいのだけれど…
子供達から映画見に行こうと誘われているのですが…
なんだか疲れるようで躊躇してました
と言うより先週末は二日酔いで目が回ってましたからね
今週末もやはり無理でしょう(笑)
土曜の天気は確かに気になるよねー♪
LYNX☆さんへ
和平さんは多臓器不全ですね、病名は伏せられれいるような気がします。

CGの立体画像と言うか、そもそもCGはですね、精緻なようですが、実写のようにぼかすのは面倒なんですね。だから奥行きがあるもの全てがシャープに見えてしまいます。
それが脳には異様なんでしょうね。追いつく追いつかないと言う問題ではなくて、絵が異常なんです。
ぱんだ(親)さんへ
人間に目は二つありますが、普段脳が主に情報を使用しているのは普通どちらか一方だそうです、利き目と言うやつですね。
立体情報が必要なのは、針に糸を通したり、細かい物を箸でつまんだり、キーボードをたたいたり(ブラインドタッチ出来る人は関係なし)あとは球技でしょうか。パチンコは知らないけど。
球を打ったり捕ったり蹴ったりするのには、両目からの情報が必要ですね。
この辺、ぱんだ(親)さん、苦手だったりしませんか?
びーえむあいさんへ
土曜日の鶴岡は、今のところ、曇時々雪、降雪確率50%ですね。気温は最低-2℃、最高5℃。仙台と同じぐらいでしょうか。

立松さんの病名、東京新聞では、解離性大動脈瘤破裂による多臓器不全とありました。伏せているわけではないのでは?
実は、現役時代、カビ研究のえらい先生のところを訪れた翌日、ご自身で車を運転中、気を失い、失速。そのまま、車中でなくなりました。後で知ったことでしたが、大動脈破裂だったそうです。私は、前日ごく普通にお話ししていたのですが・・・
kazuさんへ
そうですか、なるほど。
突然だったので、あまり言えないような病気だったのかと勝手に思い込んでいました。






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プロフィール

風写

Author:風写
仙台在住の“いんぴんかだり”です。
座右の銘は、人の振り見て我が振り直せ。
苦手なものは、人混み、行列、会議、出会い、初対面、対面販売、電話、girl's talk、職員室、甘いもの。
人前で話すこと、満員電車は真っ平御免。

癒されるものは、風に立ち向かう風力発電機、ごめんね青春!の中井さんと蜂矢先生、暖炉の炎、ミーアキャット、困った顔の石田ゆり子、喜多方宮古の刺身こんにゃく、越中八尾の風の盆、井上あさひアナの微笑み、あん肝、クラシックカメラの手触りとシャッター音、新垣結衣のすっぴん、生シロエビ、ピンクフロイド、ひたすらアクセルオンで登り続けられる峠道、ずっと下り坂だけのサイクリング、いきものがかり、掘りたての筍刺し、首を傾げた麻生久美子、時間が止まったような日だまり、サイモンとガーファンクル、大町へそのをの煮込、美術館の静けさ、博物館のかび臭さ、手嶌葵のハスキーヴォイス、薪の燃える香り、湯葉刺し、タレントもクイズも無しのドキュメンタリー番組、カエデの若葉、硫黄温泉、青空、街灯、水門、消火栓、冷えた純米酒、旬のサンマ刺、姫神、カワセミのダイビング、街独特のマンホール、わっぱ飯、桑子真帆アナの突込み、Across the Universe、イワトビペンギン、お寺の鐘、碧い海と砂浜、水を張ったばかりの棚田、QueenⅡのBlack Side、アジのたたき、レイラ後半のデュアンオールマンのスライドギター、小梅蕙草、アルトビール、ブリーカーストリートの青春、ヤマユリ、パリパリの餃子、原田知世の「ふう」、広くて静かな板の間、街角の向こうから聞こえてくる定禅寺ストリートジャズフェスティバルの演奏………〆のラーメン

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