風写の黙示録

No Camera No Life. No Wind No Power. 時間に追われず、のんびり気ままに暮らしたい。 晴れてる方へツーリング、雨が降ったら過去への旅。 貴方のコメントを楽しみに、書き綴っています。 

Category: ドライブ

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本州最涯地に立つ

 さて、ずっとひたすら北上してきたわけですが、もう限界。本州の最北端周辺まで来てしまいました。

 寒い地方へは、冬に旅するべし、と言うことでずっと北へ北へ走って来たのです。。

 元旦に辿り着いたのは、本州最北東端(そんなのあるのか!?)尻屋崎。日本で一番明るい灯台があります。
 入り口にこんなゲートがあって、灯台周辺に入るのですが、

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この季節は下手すると車が海に落ちかねないためか、通行止め。

 前回2006年9月に来た時は、中でこんな風景を見ることができました。

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 野放馬。いわゆる寒立馬の夏の姿です。

 子馬に近づこうとすると、さり気なく母馬が間に入って来ます。

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 牧草地はおろか、駐車場や道路まで、文字通り、かっぽかっぽと闊歩していました。

 入り口にゲートがあるのは、彼らが外に出ないようにするため。

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 寒立馬という存在を知ったのは、高校の美術教師をしていた叔父から。
 冬に写生に行ったという話を聞いたことがあったのです。

 それで夏には一度お目にかかっていたのですが、冬にも見に行かなきゃならんなと、ずっと思い続けてはや6年。

 今回冬の下北半島を巡るにあたって、ネットで調査したところ、冬は別の場所にいることが判明していたのでした。

 最初の画像の、尻屋崎入口ゲートにも案内書きがあります。

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 出発前に、下北観光協議会に確認したところ、このアタカという地域には、元旦でも入れることがわかりました。

 意外だったのですが、尻屋漁港の近くには結構民宿が多いのです。
 寒立馬を撮影する人は、そこに宿泊して粘るのがいいかもしれません。

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 アタカの唯一の入り口。自分で小さい方のゲートを開けて入場します。

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 二人だけ先客があり、ちょうどすれ違ったので「馬いましたかーー?」と聞いたら、「23頭いました」との答え。

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 見物客が歩いたルートをたどるだけなら、長靴もいらないくらいでした。

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 雪の下に、馬糞があるかどうかは、運不運。踏んだら背が伸びるのか。

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 太平洋も見晴らせる場所。馬には関係ないでしょうけど。

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 ゲート前に車を停めて、3分歩いたら、遭遇ですることができました。

 晴れたり曇ったりでしたが、時々吹雪がつむじ風となって、馬たちを襲います。

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 数が少ないのに、いろんな色がいるもんですね。
 サラブレッドでも親子で全然色違いとか、普通なんでしょうか。

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 積雪は25cmほど、馬たちは前足で雪を掘り、長い顔を雪に突っ込んで、牧草を食んでいます。

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 なかなか顔を見せてくれません。

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 例によってウィキペディアから。
 寒立馬(かんだちめ)は、青森県下北郡東通村尻屋崎周辺に放牧されている馬。

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 厳しい冬にも耐えられるたくましい体格の馬である。放牧されており、観光道路を歩いていることもよくある。

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 寒気と粗食に耐え持久力に富む農用馬として重用されてきたが1995年(平成7年)には9頭まで激減した。しかしその後の保護政策により40頭ほどに回復した。寒立馬及びその生息地は青森県の天然記念物に指定されている。

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 かつては「野放馬」と呼ばれたが、昭和45年(1970年)に尻屋小中学校の岩佐勉校長が年頭の書き初め会で、「東雲に勇みいななく寒立馬 筑紫が原の嵐ものかは」と詠んで以来、「寒立馬」と呼ぶようになった。

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 尻屋崎周辺は冬期閉鎖され、アタカと呼ばれる放牧地で冬を過ごす。


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 つまり、文字通りの寒立馬は、アタカでしか見られないことになります。

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 時々走ります。

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 向かってくるとちょっと怖いけど、とてもおとなしいので、触ることも出来るように感じました。

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 草だけ食べて、よくこんなに太れるものですね。

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 夏に来た時に撮影した子馬たち、6年もたってますから、もう立派な馬になってこの中にいるんでしょうね。

 鼻の流星で、見分けられたのかも。

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 データを見ると20分ほど歩きながら撮影していますが、この間他に侵入者はおらず、私と馬たちだけでした。

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 彼らは夜もこの場所で、眠るのでしょうか。

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 主食の上で寝るというのは、ある意味幸せなのかもしれませんが。

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 だとしたら、日がさしはじめる早朝が、絶好の撮影タイムなのかも。
 でも、仙台からここまで車で一日走ってきて一泊するのは辛いですね。八戸からレンタカーか。

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 飛び込みで行った割には、とても良い条件で彼らに会うことができました。

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 放牧地撮影の機材は、主にPentax K-5Ⅱs+Tamron 75-300mm、それ以外はOlympus XZ-2です。

 帰り道、寒立馬の名付親の校長先生が居た尻屋小学校。

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 東北最古の灯台、尻屋崎灯台のレプリカがありました。

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 結構大きな小学校だなと思ったのですが、帰宅してから検索してみると、2009年に閉校(無断リンクです)しています。悲しいですね。

 もう北には行けないので、西へジムニーを走らせることにしました。まだまだつづく。
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テーマ : ★★来て見て青森★★  ジャンル : 地域情報

Comments

とうとうここまで
☆風写さんへ
私も夏にしかこの寒立馬を見た事が有りませんでした・・
厳寒の中の風情が素晴らしいですね、写真では1頭だけ写っているのがなかなか良いです・・PENTAXさすがです・・カメラマンも良いですよ(笑)
LYNX☆さんへ
コメントありがとうございます。

Northbound、楽しかったです。
来年は稚内まで来たいぐらい。

寒立馬は、これからが見頃会い頃です。
いかがですか?

寒いの大嫌い!を公言してやまない(笑)風写さんがなぜ北帰行?と思っていましたが、
今日の記事を読んで何だか納得。6年越の夢がかなってよかったです。
冬の凛と張り詰めた空気の中、光を浴びて草を食む寒立馬、力強い美しさですね。

年末年始レポ、雪も雪道も雪景色も楽しんでいる様子が伝わってきて楽しく読んでいます。
続きも雪三昧?楽しみにしています。
避難場所・東通村が気になった
風写さん
ご無沙汰してます。
随分昔の冬の網走取材を思い出しました。
氷点下、何℃なのか、当時、屋外でのフィルム交換、
手がかじかみ、往生しました。

夏場は暑立馬というのでしょうか。な、わけないか。

ユケチュウさんへ
寒いのが嫌いと言うよりも、冬という季節が嫌いなんです。
華がない、色がない。光が少ない。日が短い。
春や夏の空気は、エネルギーを与えてくれるけど、冬には吸い取られる感じ。
その割に痩せませんが。

それでも東北の冬に、楽しみを探してもう12年。
いろいろと見つかっているので、結構忙しかったりして。

雪道は、ふだんよりも車をコントロールしている感が増すので楽しいのですが、やはり坂道山道は危険。
下北は雪もほどほどで、平坦な道が多いので、良い所です。
kazuさんへ
学校は閉校になっても避難場所にはなるのですね。

私はメーカー勤務時代に、恒温槽で温度試験のため、-15℃にはよく入っていましたし、ミュンヒェンに出張した時に、-25℃も経験しています。このぐらいになると、ディ-ゼルエンジンが始動しなくなるので、軽油にニトロを添加すると聞きました。






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風写

Author:風写
仙台在住の“いんぴんかだり”です。
座右の銘は、人の振り見て我が振り直せ。
苦手なものは、人混み、行列、会議、出会い、初対面、対面販売、電話、girl's talk、職員室、甘いもの。
人前で話すこと、満員電車は真っ平御免。

癒されるものは、風に立ち向かう風力発電機、ごめんね青春!の中井さんと蜂矢先生、暖炉の炎、ミーアキャット、困った顔の石田ゆり子、喜多方宮古の刺身こんにゃく、越中八尾の風の盆、井上あさひアナの微笑み、あん肝、クラシックカメラの手触りとシャッター音、新垣結衣のすっぴん、生シロエビ、ピンクフロイド、ひたすらアクセルオンで登り続けられる峠道、ずっと下り坂だけのサイクリング、いきものがかり、掘りたての筍刺し、首を傾げた麻生久美子、時間が止まったような日だまり、サイモンとガーファンクル、大町へそのをの煮込、美術館の静けさ、博物館のかび臭さ、手嶌葵のハスキーヴォイス、薪の燃える香り、湯葉刺し、タレントもクイズも無しのドキュメンタリー番組、カエデの若葉、硫黄温泉、青空、街灯、水門、消火栓、冷えた純米酒、旬のサンマ刺、姫神、カワセミのダイビング、街独特のマンホール、わっぱ飯、桑子真帆アナの突込み、Across the Universe、イワトビペンギン、お寺の鐘、碧い海と砂浜、水を張ったばかりの棚田、QueenⅡのBlack Side、アジのたたき、レイラ後半のデュアンオールマンのスライドギター、小梅蕙草、アルトビール、ブリーカーストリートの青春、ヤマユリ、パリパリの餃子、原田知世の「ふう」、広くて静かな板の間、街角の向こうから聞こえてくる定禅寺ストリートジャズフェスティバルの演奏………〆のラーメン

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