Category: カメラ
クラシックカメラマン119
久しぶりに戦前のカメラの紹介です。

Welta社は、旧東ドイツのドレスデンにあったカメラメーカーですが、戦後国有化され、ほかのメーカーと合併させられて、ブランド的には消え失せてしまいました。

レンズが折りたためるフォールディングカメラのスペシャリスト的な会社で、ブローニーはもちろん、折りたたみ式の二眼レフまであります。
左手側にシャッターがあるのは、Ihageeのカメラとこれぐらいでしょうか。
イハゲー社もドレスデンの会社です。

上面には、ここまで必要かよ、と驚かされる被写界深度表、これはアメリカンカメラ風でもあります。
例えば、F8で2mにピントをセットした時の深度は、1.58-2.73mだって。

当時のカメラとしては珍しく、ストラップ取り付け用金具が左右についています。

それも左右に出っ張っていないので、このように横にして卓上に置くときに干渉しない位置。

1/500秒までのシャッターは自社製、美しいレンズはシュナイダー製です。

レンズ全群を前後してピントを調整する蛇腹式、距離計もしっかり連動します。

35mmフィルムを使う蛇腹式カメラ、ドイツ製だとKodakのRetinaや、フォクトレンダーのVito、Zeiss IkonのContessaが銘機として有名ですが、このカメラの進んでいたところ、フォーカスをインフに合わせなくても、レンズを畳むときに自動的に∞にセットしてくれるのです。すごい。

1938年発売のWeltiniというカメラでした。
1938年といえば、ナチスドイツがオーストリアを併合し、日本には国家総動員法が公布された年。

Welta社は、旧東ドイツのドレスデンにあったカメラメーカーですが、戦後国有化され、ほかのメーカーと合併させられて、ブランド的には消え失せてしまいました。

レンズが折りたためるフォールディングカメラのスペシャリスト的な会社で、ブローニーはもちろん、折りたたみ式の二眼レフまであります。
左手側にシャッターがあるのは、Ihageeのカメラとこれぐらいでしょうか。
イハゲー社もドレスデンの会社です。

上面には、ここまで必要かよ、と驚かされる被写界深度表、これはアメリカンカメラ風でもあります。
例えば、F8で2mにピントをセットした時の深度は、1.58-2.73mだって。

当時のカメラとしては珍しく、ストラップ取り付け用金具が左右についています。

それも左右に出っ張っていないので、このように横にして卓上に置くときに干渉しない位置。

1/500秒までのシャッターは自社製、美しいレンズはシュナイダー製です。

レンズ全群を前後してピントを調整する蛇腹式、距離計もしっかり連動します。

35mmフィルムを使う蛇腹式カメラ、ドイツ製だとKodakのRetinaや、フォクトレンダーのVito、Zeiss IkonのContessaが銘機として有名ですが、このカメラの進んでいたところ、フォーカスをインフに合わせなくても、レンズを畳むときに自動的に∞にセットしてくれるのです。すごい。

1938年発売のWeltiniというカメラでした。
1938年といえば、ナチスドイツがオーストリアを併合し、日本には国家総動員法が公布された年。
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