2位はウェーバー

　プロ野球の新人王が決まりました。
　ライアン小川と則本。
　どちらも好きなチーム、いずれもドラフト2位の右腕で、大卒一年目。
　ずっと比べてきました。



　片や日本一チーム、方や最下位チームと、注目度にも差がありましたが、孤高のマウンド姿には重なるものがありました。

　スポーツというのは不思議で、プロとアマが試合をしたらプロが圧勝するのに、プロ入りした新人がいきなりエース級の成績を残すことがある。ドラフト一位の選手でなくても。
　そしてどのチームも、この二人を一位で指名しなかったということはどういうことなんでしょうか。

　16勝と15勝ですから、間違いなくピッチャーとしてはトップクラスの成績。年俸も三倍以上に上がるでしょう。
　


　スカウトたちが見極めていた以上の実力。

　精神力、集中力、向上心、自己表現力、そして与えられた立場への順応力。
　いわゆるプロ向きということなのでしょうが、速い球が投げられる地力や、恵まれた体躯があっても、伸びない選手が多いのも事実。

　だからスポーツは面白い。

　田中将大、則本昂大、小川泰弘。
　まさひろ、たかひろ、やすひろ。兄弟みたいだな。