Category: アウトドア
ロングセラーでした
先日発掘された固形燃料。

渡辺化学工業と言う会社の製品です。

蓋を開けてこのような形で着火すると90分燃え続けるとのこと。
怖いのでまだ開けていませんが、中のリングで火力調節が出来ると書いてあります。

インスタントラーメン、約20人分は沸かせるとか。
この会社、ネットで検索すると、広島の別の会社がヒットします。
調べてみると、会社名が、ホワイトプロダクトに変わっているのでした。
ブランド名は、当時から変わらず、ホワイトベアー。今でも全く同じ製品を生産していました。日本中で備蓄されているのかも知れません。特に使用期限の記述はありませんね。

この白熊、ホッキョクグマではなく、黒いクマの白変種なのだそうです。たしかにそんな形。
高校の時の生物の先生、石川太郎先生という人だったのですが、戦時中、焼夷弾の不発弾を見つけると、うまいこと蓋を開けて、中の可燃物を引っ張りだし、固形燃料に使ったと言う話を聞いた覚えがあります。
軍人として、ハルマヘラ島に行った方でした。
そんなことを思い出させる、固形燃料でした。
押入れや納戸には、まだまだいろんなモノが眠っていそうです。
一方、先日のおやつ。これもシロクマだ。

こちらはおやつじゃないよ。仕事で酒田まで行った同僚のおみやげ。

これを教えたのは、私だったからね。
Category: Car & Bike
私を導いてきた器械
NHK以外はスーパー処理のみ。
4時半頃、上空にヘリが飛んできました。青葉区は震度4。
5時過ぎになって、別のヘリが飛んでいます。さっきのよりはエンジン音が甲高い。
先日別の記事に書きましたが、明日は自転車と電気製品の不要品回収日。
押入れに眠っていた古いカーナビを捨てることにしました。
まずは前世紀に購入した、生まれて初めてのカーナビ。SONYのNVX-4です。

もちろんCD。ジャイロやら、アンテナやら、いろいろ接続配線が必要でした。モニターは別売り、当時はEPSONのものを使っていたはずです。
インプレッサには自分で取り付けて、レガシィに買い換えるときは、ディーラーに移設してもらいました。
レガシィ時代に買い換えたのが、PIONEERの楽ナビ、AVIC-DR2500。2001年の発売です。
さすがにDVD。自分で交換できたと思います。

ジャイロは本体に内蔵されたものの、モニターと本体はセパレートでした。
車ををTTに買い換えた時、この時もディーラーに移設してもらいました。
その後、昨年、同じPIONEERのAirNaviに交換したので、車検の時に外してもらったものです。
老後、別の車に取り付けて、昔のディスクの地図を見ながら走るのも乙なものかと思っていましたが、結局断舎離することにしました。もし欲しい方がいらっしゃいましたら、今日中に連絡ください。捨てずに置きます。元箱付き。少なくとも一年前までは、正常に動作していました。
これは一昨日の昼飯。

八木山十八番の、ソース焼きそば。650円。

テレビの番組で、焼きそば特集を見たあとなどに、無性に食べたくなる味なんですが、夏場に頻度が上がります。
Category: アウトドア
灯り続けた聖火
マンションのベランダでは消防車が来そうだし、なかなか出番が無くて、押入れの肥やしになっていたのですが、この週末、GARAGEで練習させていただくことに。

着火剤と、一昨日の記事に書いた、昭和の木炭です。あとは、ホームセンターで買ってきた袋入りの薪。

先輩たちに教えてもらいながら、予想よりはかなり簡単に着火することができました。

押入れの湿気を吸い続けてきた炭も、燃えてくれていました。

上の薪は、山形のNshiさんが差し入れてくれた楢。桜もあり。
ありがとうございます。でも今回は香りの違いまで楽しむ余裕はありませんでした。
焚き火練習会には、多くの仲間も集まってくれました。

私としては、まず聖火が灯ったので、最大の目的達成。
ただそうは問屋が卸しません。焼き方もしなくては。

呑み助がたくさん集まりましたから、肴を供給しなきゃなりません。

キャンプの時には、いつも誰かがやってくれている役、大変です。
ふだん家でも焼き物などほとんどしない私には、難しい。食べごろがわかりません。

何故か後半になって集まってきた、小枝たち。
着火の時に欲しかったんですけど。
せっかくなので、投入。

私がどこかで酔っ払っている間に、焚き火の周辺はてきぱきと片付けられていました。

木炭の熾き火は、いつまでも燻っています。

皆さん、集まっていただいてありがとうございました。ご指導ご鞭撻、感謝します。

焚き火は楽しいけど、BBQマスターは向いていないことがよく判りました。
焚き火台、次の出番は来るのでしょうか。
たき火の詩みたいに絵になる場所でやってみたいです。竹やぶも絵になりますけどね。
10月のTANNミーは、鬼首ですか?
Category: 美味いもん
光り物が好きだけど

何だかいろんな形の雲。

盛んに報道されている、隣国の反日行動や領土問題。
もっともっと仲良くした方が良いに決まっているのに。
友好に努力している人もたくさんいるのに。
対立を煽って、得する人が蔓延る社会が、良い社会であるわけがありません。

平和が一番。
土曜日の昼時。あすと長町を通りかかっていたので、回転寿司に入って見ることに。
家族で来てる客は結構待たされてましたが、一人だとすぐカウンターにご案内。

今時のシステムは複雑ですが、慣れると便利。対面販売が苦手な人向きでもあります。
勝手に流れてくる皿を取るよりも、タッチパネルで注文するほうが多かったかな。
大好きな光り物オンパレードの前半は、緊張もあって写真なし。シャリは小さめです。
これは後半食べた、オニオンサーモン。

基本一皿105円。だから皿のデザインは統一されてます。
何やら色々乗っかった軍艦。海苔に全く風味がありません。

食べた数はどうも電子的に処理されているようで、皿を数える必要がないので、上のようなディスポーザーに放り込むことができます。
これが曲者、食べた皿の数が、わからなくなっちゃうのでした。敵もさるもの。
うにの軍艦巻きも105円です。

もちろんそれなり。
結局9皿945円でした。ごちそうさまです。メニューはこちら。
この日はありつけませんでしたが、先週後半に出回り始めた今年の秋刀魚。
昨日の帰社時、スーパーで買って来ました。

おいしゅうございます。
そういえば、先日の人間ドックの結果、良くなっている数値もあったのですが、目立った上昇が、尿酸値と中性脂肪。
光り物は良くないのかも。
Category: アウトドア
備蓄されていたもの
さすがに大型のテレビや白物家電はダメなんですが、我が家の断捨離には貢献してくれています。
それで週末に、押入れの天袋から、古いカーナビを引っ張りだしていたら、こんな箱を発見。

亡き父の文字で、災害用、と書いてあります。バスクリンの段ボール箱。

中には、一時間半使える固形燃料と、排泄物を固める薬剤。

そして、ロウソクと、なんと木炭です。

おそらく1980年代か、90年代。
万が一の災害によるインフラの停止を予測して、父が買い求めて、備蓄していたものです。

父が最後に一人暮らしをしていた、千歳烏山から、同居を始めた雪が谷大塚、そして私の転職にともなって水戸、仙台の貝ヶ森から、今のマンション。
20年の間に、4回引越しましたが、そのたびに内容を確認して、捨てなかったものなのでした。

これを発見したまさにその日、本当に偶然、焚き火を囲む会が予定されていて、この木炭が、活用されたことは言うまでもありません。
残りの半分は、また同じ箱に戻して、保存することにしました。
Category: 空花鳥風月雲
八月の濡れた砂

雲の形が、何となく宮城県に似ています。夏の空ですね。
先日、朝起きて、最初にウォッシュレットを使おうとしたら..............出ない。
壊れたか~~~と思い、電源の入り切りすること数度。スイッチ類はきちんと反応してました。
結局、理由は断水。
鳴子ダムの水量が4%を切ったからではなく、どうも数日前にあった貯水タンクのメンテナンスの後始末が悪かったよう。また天災よりも人災です。
震災の時を思い出して、汲み置きの水量をチェックしたり、朝飯と歯磨き・洗顔の段取りを考えたり、してる間に復旧しました。
えーとこれは、23日の朝焼け。

秋の雲というわけではないかもしれないけど、朝焼けを見ると、秋が近づいてきているような気がしてしまいます。

夏が去ろうとしているのです。

そんな訳で昼飯は、八木山十八番の、冷や中。

相変わらず、んまい。
この辛子を美味く配分することが重要、たまにまとめて口に入った日には、心底泣けます。

夜は、三日月と、金星土星(だったかな)のランデブーがあるという噂だったのですが、結局月だけ。

というわけで名曲。
私の夏は、まだまだつづく。
Category: アウトドア
Keep on burning
D800や、EOS 5D markⅢが出回り始めた影響か、旧型機の中古価格がかなりこなれてきました。
Nikonの古レンズはうちにもいろいろあるので、魅力的ですD700。ポチ寸前。
それから、今日は大曲の花火大会ですね。録画録画。
最近見つけた感動モノ映像。
ボリビアにある、ウユニ塩湖だそうです。
折角のチャンスなのだから、もう少ししっかり撮影して欲しかった。
もう一個発見。
行ってみたい場所が一つ増えました。
まだまだいろいろあるので、興味が有る方はこちらでどうぞ。
一方、先日届いたDVD。

千葉のイタチョーさん制作の「たき火の詩」です。

雪の中や、夕陽をバックの、美しい焚き火映像。そして薪が爆ぜる音。
YouTubeにショートヴァージョンがアップされていますので、リンクさせていただきます。
パソコンで見るより、部屋を暗くして、大画面で見ないと。

メイキング映像のパートには、しっかりケン坊さんも登場してました。

興味が有る方はぜひこちらでお求めください。
Category: 美味いもん
やっぱりカロリー過多
これは大学病院前、街の洋食屋さん、小伊万里のハンバーグ目玉焼添え定食850円。

オプションのアイスコーヒー50円です。
日曜日、おなじみ旬菜(な)味いち。

正午を10分ぐらい回ってたし、品書きも表に出てたけど、鍵がかかってました。

確かに"準備中"だ。開店してる時は、縄暖簾が出てるもんね。
海鮮丼が食べたかったのだけれど、方向転換して、こちらへ。

準備中の看板は、右隣にある気になる居酒屋さんのもの。
うさぎのもちつき、麺屋天秤棒はやってます。

この日はもちろん冷し系。

冷やし坦々麺です。辛い。

ライスがサービスで付くというので、少なめでいただいて、anegoやぱんだ(親)さんの真似して、ライスインしちゃいました。

明らかに喰いすぎ。
Category: 街角探検
少し下って登龍門
更に八木山十八番も同様。
会社前のコンビニに需要が集中します。
私は先輩とともに、新店開拓。
八木山神社の方へ、5分ほど暑い中、坂を降りました。

八木山のバス通りの両側、背後が崖のせいか、どうも建築法上建て替えができない場所が多いらしいのですね。
それでどうしても、古い建物を改築しての新規開店が多いんです。
この店も10年の間に4度目ぐらいの改築開店。

これは13日の月曜日。
日替わりランチが500円だというのに、割と空いてます。。

メニューが実に多いんです。

おまけに安い。

もう迷いまくりです。

結局、揚げ豆腐炒め定食。

量もたっぷり。
今度は15日(水)。麺類なんて500円均一ですばい。

チャーシュー麺も、酸辣湯麺も500円。
これは、サンマメン。

安いですねぇ。

ちょっと歩くけど、社員食堂がもう一ヶ所出来たような感じです。
ちなみに夜は1580円で食べ放題もやっとります。昼でもいいのかな。
昼だと食後に、会社まで5分、坂を登らなきゃなりまへん。
Category: 街角探検
元気キャラバン

そして名取市閖上。ゆりあげと読みます。

手のひら蒲鉾の佐々直本社。

様々な思いが込められた、鯉のぼりが飾られていました。

閖上に来てみたのは、震災後初めてです。

佐々直本社、津波は二階までは来なかったそうです。

震災直後の動画を、YouTubeで見つけましたので、リンクしておきます。
閖上港、市場があったあたりには、ウインドキャラバン。

宮城県美術館や、七北田公園にある動くモニュメントを制作した、新宮晋さんの、プロジェクト。

これまで世界6ヶ所で展開されてきた、これも風で回る立体造形が、21基並べられていたのです。

閖上の海風で、元気に回っていました。

湊の被害、ほとんど修復されていないようです。

魚と子供たちの遊び場にはなってますが。

新宮晋さんのウインドキャラバンHPはこちら。

家々がなくなってしまったので、日和山もよく見えます。

この前が、インスタレーション見学者用駐車場。

標高数mでしょうか。

震災後には、津波で運ばれた家が引っかかっていました。またまたYouTubeから。
ウインドキャラバンと関係があるのかどうかわかりませんが、かざぐるまが沢山。

勢い良く回っていました。

ひまわり。

名取川の方向、街の中心ですが、建物は全て撤去されているものの、新たな槌音は聞こえません。

激励の言葉が記されているかざぐるま、全て津波が来た方向に向いています。

広浦の方向。

山を降りて住宅があった地域を少し歩きました。

人口約5700人が住んでいた閖上地区。700人以上が津波の犠牲になりました。

今のところ、3m嵩上げして、この場所で復興を図る方針のようです。

内陸に移転を希望する人も多いでしょう。

自分だったらどうするだろう。

結論は簡単に出そうもありません。
Category: 空花鳥風月雲
ロータスは、仏の座
この朝は、国道4号線を南へ。朝6時台、朝食が食べられそうなファミレスを探しますが、開いているのはマックと吉野家。ラーメンの山岡家。コンビニは沢山あるんですけどね。
ちょうど6号線が分岐するY字路の脇、まるまつが開いてました。
和風レストランで、何故かトースト。

モーニングセット、スープバーとドリンクバーが付いて、262円です。
阿武隈川を渡る所、大昭和製紙の工場が稼働中でした。新日本製紙?

この朝向かったのは、何度も来ている亘理の称名寺。

溜池の蓮が満開なのです。インド、スリランカ、ベトナムの国花。

睡蓮も綺麗ですが、基本的に水面で咲くので、絵的には平面。

蓮は、水面から私の身長を軽く超えるまで、伸びますから、立体的な絵になります。
シーズンオフには何もないただの池なんですが、この季節になるともうギュウギュウ詰め状態。

ゴージャスな花ですが、どうも車のロータスとは結びつきません。

咲いたあとは、こんなふうにジョウロの先みたいに。

これが蜂の巣みたいだから、蜂巣、蓮になったとのこと。はちすと入力して変換しても、蓮が出てきますね。
池の底にはレンコンがあるのでしょうね。

湿地帯の泥の中からこの清廉な葉と花が大きく育つことから、宗教的にも大きな意味を持つ象徴的な植物なんです。
カメラマン以外にも、虫たちにも人気。

何やら姿が見えない、啼き声のする水棲生物も多数。

池の端に行けば、手が届くところに咲いてます。

かなり小さめの私の手のひらサイズ。
葉っぱは座布団サイズかな、イトトンボが居ますね。

ミツバチもやって来ました。

ラーメンスープをすする蓮華、この開きかけの花弁の形から来ているのでしょうね。
ロータス・ハニー。

此処には白い蓮もあるんです。

弥生時代の大賀ハスというらしい。

交雑はしないのでしょうか。

開いた花も可憐ですが、開く前のチューリップ状態も良いですね。
たくさん咲いてて、何だか写真だと、蓮に見えません。

称名寺の境内から見下ろすとこんな感じ。

ENEOSのスタンドの手前が、国道6号線です。常磐道が山元まで伸びたので、最近はあまり通りませんか?
津波はここまで来ませんでした。

黄色い彼岸花は、もう咲いてます。左は夏水仙だそうです。

今咲いてるってことは、やっぱり正確には彼岸花じゃないってこと。
本堂にも金ピカの蓮。

上の仏像は黒仏とも言われ、源頼朝が千葉城主千葉常胤(ちばつねたね 相馬氏の祖)の妻に贈ったものといわれているそうです。
そして寝姿の仏陀像の後ろにも、小さな池があったのでした。

仏の枕も蓮の花ですね。
こちらの蓮も満開です。

そして称名寺といえば、天然記念物のシイの木。

巨木なんです。ヒゲジイならぬスダジイ、北限は福島県とされていて、かなり特異な木なのです。

推定樹齢700年、この神様のような姿だけでも、一見の価値あり。

もう一本あります。

国道からはこっちが目印。
是非お出かけください。虫除けスプレーをお忘れなく。
Category: Car & Bike
老後のツーリングギア

早くも先週いっぱいで終了だそうです。冷やしラーメンは一年中なのに。
先週のおやつ。

私が買ってきたものですが、何か?
本家より二回りぐらい小さい。
最近ネットやら、モノ系雑誌で話題の車。

HONDAの、N BOX+。N BOXのスペシャルモデルですね。画像はHONDAのHPからの無断引用と、雑誌DIMEの無断コピーです。

箱型の車は基本的に嫌いな私なんですが、何だか良いんです。

カラーリングは、堂々とMINI COOPERのパクリ。

こんなラインまで。

とにかく、軽のスペースの中に、大人が遊べるアイデアをてんこ盛り。

これで、フルタイム4WDモデルもあるのです。

台車も収納できちゃったりして。

走る大人の秘密基地です。

自転車が積めるし、もちろんバイクまで。

すごいですね。詳しくはこちら。
今は使いこなせませんが、引退後、時間はあるけど質素な生活が求められる状態が予想されますが、旅はしたいし、これでのんびり移動するのが、良いかも知れません。シニアカーや車椅子も載せられそうだし。
Category: ドライブ
同じ秋田でも ずいぶん違う
とか言いながらここ数日は、帰宅時はエアコンを使ってる時間多し。
上小阿仁をあとにして、県道214号線、くまげらエコーラインを東へ、このまま直進すれば、森吉四季美湖や、太平湖を眺めつつ、鹿角の方へ抜けられるらしいのですが、この日は、国道105号、阿仁街道を右折南下。北秋田市になるのかな。
秋田内陸鉄道に並行して走る道です。
マタギの里々ですね。
荒瀬という駅のそばに気になる看板があったので、国道を逸れて市街地へ。

異人館という洋館が残されていました。旧阿仁鉱山外国人官舎。
明治15年、1882年にドイツ人が設計して建てられたものですが、周囲のベランダのせいでなんとなくアメリカ風。

旧岩崎邸庭園に建つ、ビリヤード室に似ていないこともない。

再び内陸鉄道沿いを走ります。
上桧木内で左折して、宝仙湖に出て、国道341号を北上し、八幡平へ駆け上がろうと言う案もあったのでしたが、昼飯処がなかったような気もして、軟弱に南下。
田沢湖の西側をかすめて、仙北市西木でこんな店を見つけました。

農家のそば屋 一助。

普通のお家です。

品書きもシンプル。エアコンもないみたいだし、あの暑かった日に、温かいそばを食べる人はいないと思うので、実質三種類。

表の席でいただきます。
ぶっかけそば大盛。お好み焼きに見えました。

花かつおが山盛りでかかっているのですね、刻み海苔に天かすや桜えびもたっぷり。

太細様々なそばが美味い。
ご馳走さまでした。
実は今回の週末、最初は角館に泊まろうかと思っていたんです。宿もいったん予約してキャンセル。
それで最後に、初心貫徹。

自転車で走ろうかと思ったときはいつも空気不足。ポンプも常備しないとね。

武家そばという店を発見。農家のそばと、どう違うのだろう。

人が少ないタイミングを狙ってパチリ。

何度も此処には来ているけれど、何だかいつも同じ場所でシャッターを押しているような。

気のせいか、夏に来ると黒塀が光って見えます。

ほとんど花がありませんな。

売店も、控えめなのが◎。

人力車が増えたような気がします。函館や小樽と違ってほとんど平らだから楽かな。

有名観光地みたいに、それっぽい飲食店も増えているようです。

こんなお店、前からあったかな。

いろいろ努力の結果なのでしょう。

まさに、みちのくの小京都です。

桜の季節より、落ち着いていて、良かったかも知れませんね。

この後大曲に出て、秋田道、東北道経由で帰宅したのでした。
YouTubeで見つけた美しい動画をリンクしておきます。
一関あたりから仙台まで、下り車線はずっと渋滞してました。
地図を眺めてみると、角館からは盛岡経由で帰ってきたほうが近そうですね。
Category: 博物芸術
School's out
大地の芸術祭のレポートですが、新潟の十日町・津南で開かれているメインのトリエンナーレではなく、秋田の山奥でひっそりと飛び地開催されている、イベントなんです。詳しくは昨日のレポ参照。

村の名前で検索すると、ちょっと暗くなるネタがたくさんヒットする上小阿仁村ですが、こちらはめっぽう明るいイベントでした。

八木山橋ならぬ、八木沢橋、総秋田杉造り、かな?

これもインスタレーションではなく、生活用の橋、軽自動車ぐらいなら通れそうでした。

自然とマッチした美しい橋。

何やらいわくあり気な碑、文化十年とありました。

また、オニユリ。

秋田生まれの澤田弦吾さん「痕跡 traces」


再び芝山昌也さんの「TANADA-yagisawa-(棚田-八木沢)」。

豪雪地帯の農作業小屋をモチーフにしています。

このあたりは使われなくなって、だいぶ荒れた棚田でしょうか。
その前に広がる、杉舞台。本来なら稲が実っている場所ですね。

期間中、様々なイベントが催されているそうです。

打ち捨てられていた、はせがけ用の支え木。

とうもろこしとトンボ。

ジュンサイは無さそうな沼。

ここにも、支え木。

汗だくで、八木沢分校に戻りました。途中に自販機ぐらいあると思い込んでいたのが甘かった。

やはりちょうど1時間かかりました。
八木沢カフェで、アイスコーヒーを所望。【プロジェクト縁「EN」】が運営してくれています。

生き返ります。
久しぶりに学校の椅子に座りました。

隣のお嬢さんたちは、サンドリヨン × 技和(ぎお)「北のスイーツプレートセット」。
給食用の食器でしょうかね。

分校の教室。

廃校になってしまったとは思えない、今も使われているような教室でした。

分校内にもインスタレーション。
絵本作家の丸岡慎一さん、「ひとりぼっちの卒業式」

陶芸家、田村一さんの「carnival portraits」。


ニッポン画家、山本太郎さんの「松樹鉄鶴図」 。

たっぷり懐かしい雰囲気に浸ることができました。ニッポンの夏。もうすぐ二学期。

またもうすぐ、学校が始まっちゃう、悲しいような、ちょっと楽しみなあの切ない気持ち。
さらに、アリス・クーパーの、スクールズアウト。日HKのステージ101でもやってましたよね。
YASUさんごめん(なんのこっちゃ)。
白い風車は、現代美術家、空気ひとしさんの、「風花~上小阿仁~」という作品なのでした。

集落では、今後また村おこしのイベントを考えているようです。アイデア募集中。
頑張れ八木沢。
ちなみに、集落内は駐車場が限られているため、杉舞台でイベントがある日は、道の駅上小阿仁からシャトルバスが出るそうです。
イベントの詳細はこちら。
再び国道285号五城目街道に戻り北へ。
道の駅で買い物をして、右折。県道214号、福館阿仁前田線。快走路でした。
Category: 博物芸術
いなかみち ヨロレイー
和田峠を越えると上小阿仁村です。

萩形渓谷の標識のところを右折。県道129号線。

道傍に白い花、と思いきや、かざぐるまです。

旅人を、こっちこっちと招くように、健気にくるくる回っています。

山奥で、アートなイベントが開かれているのでした。
上小阿仁村八木沢地区。八木山から八木沢にやってきたことになりますね。

白いかざぐるまをたどりながら、ところどころ狭い道を9km走り、八木沢公民館にTTを停めました。朝9:30。

3年に一度、越後妻有で開かれる大地の芸術祭、アートトリエンナーレ2012の、飛び地開催が、この上小阿仁村八木沢集落で開かれているのです。

国内でも最も過疎化が進んでいると言われる地域の一つ、秋田県山間部、その秋田県の中で一番人口が少ない上小阿仁村、その中で更に国道から9km山に入った、戸数8、人口20人の集落で、たぶん村おこしの意味も含めて開かれている棚田アートイベント、これは見に行かないと。

旧八木沢分校でもらった地図、そんなに大きなイベントではありません。

案内してくれた集落の人に、歩いて一時間ぐらいかかりますよーと言われます。
わくわくわくわく。

山と田んぼの間の小道、朝から暑い中、ウォーキング開始です。BGMは風の音と蝉の声。
まずは地元の大学准教授、長沢桂一さんの織、「八木沢2012」。

八木沢の子供や大人と一緒に織った布を使っています。

人が作った織物と、八木沢の自然が同時に目に入ってくるデザインですね。

住民が干している洗濯物みたいで、里山にとてもマッチした作品と感じました。

森香織さんの染色、「microcosm」。

こちらも住民とのワークショップで制作された作品だそうです。

一枚一枚に人々の地域に対する思いが込められています。

棚田が広がる、美しい山里。日本中、どこにでもある風景ですね。

今度は横手の農民彫刻家、皆川嘉左エ門さんの木彫り、「大地の叫び」。

豪快です。

まとめないで、点在させたほうが良かったかも。

道端の花。

自分の故郷でなくても、こんな山里を歩いてみたい人は多いはず。
でも、やはり何か名所やイベントがないと、行けないもんです。

十文字の皆川嘉博さんの彫刻、野焼作品+馬具「源流-八木沢の風-」。


これが一番痺れました。

これはインスタレーションではありませんが、絵になりますね。

これまた秋田公立美術工芸短期大学准教授の、芝山昌也さんの彫刻、「Transfiguration-hasagake(変容-はさがけ-)」。

このはさがけの、なんと呼ぶんだろう、支え木の部分。
一本一本違ってて、面白いですよね。

工業製品と、全然違う。
何か、都会や工学に対するアンチテーゼ。
うちに一本欲しくなりました。正確な名前を知っている方、教えて下さい。
そして、よく見てください。アンチテーゼにしては、ピカピカの台に乗ってるんですね。

こちら側が映ってます。
このはさがけの支え木。もちろん収穫した稲を、天日干しするのに使われるのですが、今回のイベントのポスターを始め、様々な形で使われていました。

以前、新津に行ったときは並木のように、並んで育てられたタモの木が使われていました。
素敵なイベントでした。

だけどまだまだつづくのです。機材は、NEX-7とレンズいろいろです。
ずっとこんな唄を口ずさんでいました。
駆け出すことは出来ませんでしたけど。