Category: 美味いもん
プロフェッショナル

時間がある方、是非ご覧になってみてください。
私の左が、内山くんです。

1972.6.2@新宿御苑
Category: 空花鳥風月雲
神のしわぶき
天気が良かった土曜日は4時に目が覚めたので、ブログを書いて、5時半に家を出発することにしたのでした。

沈んでいく満月が綺麗な朝。
東北道に乗って、6時すぎに国見SAで朝食です。
味噌さば定食(豚汁付)650円、1082.3kcal。納豆も付いてる。

ずいぶん昔から何故かサービスエリアって、豚汁が定番なんですよね、なんでだろう。

ちょっと風はあるけど、天気はサイコー。左が安達太良山、右が吾妻連峰ですね。
6:49

朝日に輝く、吾妻連峰のアップ。運転しながらは、このサイズが限界です。この日は噴煙は見えません。

郡山ジャンクションあたりから磐梯山が見えてきますね。磐越道を西の方へ曲がります。
7:35

分水嶺を越え、日本海側へ。猪苗代磐梯高原ICで降りると雪の中です。
オートキャンプ場がある天神浜へ。
7:54

上のサイズだと判りにくいけど、猪苗代湖って一級河川だったんですね。

ずいぶん太い川です。

浜に出れば、宝の山がお出迎え。
絵葉書のような景色です。

青森と大山を制覇した折りたたみスパイク付きのスニーカーでここまで来てみたのですが、所々体重のせいで雪の中に30cmぐらい、ズボっとはまってしまう場所があったため、一旦車に戻り、予め用意してきた長靴に履き替えます。たぶん5年は使っていません。

変色してるし。
オーバーパンツも持ってきましたが、それは要らないみたいな気温。
8:07

今回は雪の湖畔を行軍します。
前の晩、仙台は雨だったし、こちらは雪が降ったのでしょうね、1-2分先行して歩いて行ったご夫婦の足跡だけが頼りです。

猪苗代湖には、こんな小川がいくつも流れ込んでいて、美しい水がキープされているんですね。

時々見える、磐梯山。ちょっと雲がかかっているのが残念です。

湖畔に様々な形に凍った天然のオブジェが見られます。
湖なのに浜がある、猪苗代湖ならではの風景かもしれません。

これは私が勝手に、オペラハウスと名づけました。

あの辺が布引高原かなぁー、天鏡閣はどこ?なんて、遠くを眺めながら湖畔を歩くと、滑って湖に落ちるので危険。

時々振り返りますが、やっぱり宝の山には雲。年寄りが振り返るとちょっとふらついたりするので、これも危険。

無粋なテトラポッドにかぶった氷も何かの形みたい。

さてさて20分ほど歩いてやっと森が湖岸まで迫っているところへ。
8:26

そうです、ここです。やっとたどり着きました。

猪苗代湖の名所、天神浜のしぶき氷です。すごーーい。

しぶき氷を引っ掛けて、磐梯山を撮るには、あそこまで行かないと駄目みたい。
8:31

長靴の私は諦めました、怖いもん。スパイクシューズかアイゼンが必要です。
特に撮影のために人が入る場所の足場がつるつる。

滑ったら即、In the 湖です。過冷却に近い状態。

それでも美しいしぶき氷を、たっぷり拝めました。

日本海から阿賀野川沿いに、吹いてくる強風が、猪苗代湖の湖水を巻き上げ、湖畔の木々に付いて凍ったものですね。

1月末頃はもっと広い場所で見られるらしいのですが、今回はほんの20mぐらいの幅だけ。

夜間に氷点下まで気温が下がる場所なら、同じような現象は他の湖でも見られるんでしょう。

かと言って湖面が結氷してしまうと飛沫も上がらないので駄目ですね。

まっすぐな枝についた氷はまっすぐに、曲がったり縮れたり芽が出ていたりする枝についた氷は、ボコボコというか、モコモコに。

自然の神が造りたもうた、まさに美の結晶。

西側、つまり湖側の氷が厚くなっているのがわかります。

この時期には日中の気温が零度以上になるので、少し融けて形が変わっていくのかもしれませんね。

ほんとうに美しい造形です。

ぴんぼけ。
ここまでのしぶき氷は、LUMIX GH2 + 14-140mm(35mm換算28-280mm相当)で撮影したものですが、ここからは予備カメ、FinPix F300EXRです。24-360mm相当。

カメラが壊れるかもしれないことを想定して、予備カメは忘れません。

ずっと来てみたかったのですが、良かった良かった。

東北の冬ならではの風景、毎年来てみたい場所になりそうです。

もう一度深呼吸して、湖畔をあとにしました。
9:01

運が良いと白鳥も来るそうです。餌持ってくか。
ルールールールルルー。それはキタキツネ。