Category: カメラ
クラシックカメラマン100
今日紹介するのは、オリンパスの小型一眼、OM-2Nです。

OMシリーズの第一号機、M-1が発売されたのが、私が高校に入学した1972年。
OM-2が、大学入学の1975年、このOM-2Nは、大学卒業の1979年3月に発売されています。(実は78年に就活でオリンパスを希望するも失敗)
ですから、高校大学時代、アルバイトなどして一眼レフカメラを入手した同世代の方には懐かしいモデルでしょう。

そのOM-2から、TTLダイレクト測光という技術が採用されています。
それまでのTTL測光は、通常レンズから入ってくる光の明るさを測定して、絞り位置から自動的にシャッター速度を決める(絞り優先)か、シャッター設定から逆に絞りを制御する(シャッター速度優先)か、その両方を同時に予め決まった組み合わせで選ぶ(プログラムAE)か、いずれにしても、シャッターを押したタイミングで露出が決まっていました。

このオリンパスは、シャッターが開いたときにフィルムからの光の反射を測定します。すでに絞りは絞られていますから、まずシャッターを開け、反射光を測定して十分な量に達したら閉めるわけです。
シャッターをリリースしたときに測定するのと、微妙な時間差ですが、理論的にはこちらのほうが正しいはずです、被写体の明るさは常に変化していますから。
ただシャッター速度を上げていくと、当時の技術では追いついていかない、と言う問題があり、明るい場合は、フォーカルプレーンシャッターの先幕(白い水玉模様になっているらしい)の反射を測るようです。
OMシリーズのすごいところはレンズの種類です。24mm、28mmや35mmでも3種類ずつ用意されています。

他社の一眼と較べて、スマートなプリズムファインダー部には、アクセサリーシューを取り付けることが出来ますというか、つけないとストロボを直接乗せられません。

画像を見て初めて気づきましたが、割れてますね、このアダプター。

それまでのオートストロボは、ストロボ側に受光素子を持っていて、カメラ側の絞りとシャッタースピード決めておいて、ストロボのほうが反射光を測って、発光時間そのものを短くすると言う制御を行っていましたが、TTLダイレクト測光の採用で、カメラ側がストロボを制御出来るようになりました。

技術と産業デザインの素晴らしいコラボレーションです。
ところで、クラシックカメラマンシリーズも、ついに100回を迎えました。
おそらく私のブログ記事の中では、最も読まれていないジャンルだとは思いますが、これからもスローペースで続けていきますので、よろしくお願いします。
その他のカメラ記事のINDEXはこちらです。

OMシリーズの第一号機、M-1が発売されたのが、私が高校に入学した1972年。
OM-2が、大学入学の1975年、このOM-2Nは、大学卒業の1979年3月に発売されています。(実は78年に就活でオリンパスを希望するも失敗)
ですから、高校大学時代、アルバイトなどして一眼レフカメラを入手した同世代の方には懐かしいモデルでしょう。

そのOM-2から、TTLダイレクト測光という技術が採用されています。
それまでのTTL測光は、通常レンズから入ってくる光の明るさを測定して、絞り位置から自動的にシャッター速度を決める(絞り優先)か、シャッター設定から逆に絞りを制御する(シャッター速度優先)か、その両方を同時に予め決まった組み合わせで選ぶ(プログラムAE)か、いずれにしても、シャッターを押したタイミングで露出が決まっていました。

このオリンパスは、シャッターが開いたときにフィルムからの光の反射を測定します。すでに絞りは絞られていますから、まずシャッターを開け、反射光を測定して十分な量に達したら閉めるわけです。
シャッターをリリースしたときに測定するのと、微妙な時間差ですが、理論的にはこちらのほうが正しいはずです、被写体の明るさは常に変化していますから。
ただシャッター速度を上げていくと、当時の技術では追いついていかない、と言う問題があり、明るい場合は、フォーカルプレーンシャッターの先幕(白い水玉模様になっているらしい)の反射を測るようです。
OMシリーズのすごいところはレンズの種類です。24mm、28mmや35mmでも3種類ずつ用意されています。

他社の一眼と較べて、スマートなプリズムファインダー部には、アクセサリーシューを取り付けることが出来ますというか、つけないとストロボを直接乗せられません。

画像を見て初めて気づきましたが、割れてますね、このアダプター。

それまでのオートストロボは、ストロボ側に受光素子を持っていて、カメラ側の絞りとシャッタースピード決めておいて、ストロボのほうが反射光を測って、発光時間そのものを短くすると言う制御を行っていましたが、TTLダイレクト測光の採用で、カメラ側がストロボを制御出来るようになりました。

技術と産業デザインの素晴らしいコラボレーションです。
ところで、クラシックカメラマンシリーズも、ついに100回を迎えました。
おそらく私のブログ記事の中では、最も読まれていないジャンルだとは思いますが、これからもスローペースで続けていきますので、よろしくお願いします。
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