Category: ドライブ
曲り家に、あがりや
遠野の里。
アテルイの時代から馬の産地としても有名だったようです。

美しく、豊かで静かな、典型的な東北の盆地の町。
ツーリングの途中で立ち寄ったり、釜石広域ウィンドファームを拝みに来たり、何度も遠野には来ているのですが、市内のいわゆる観光スポットを訪れるのは、初めてか、大学時代以来なんです。

そんなひなびた集落のそばにも、コンクリート文化は伸びてきており、花巻から釜石へ向かう高速道路の工事は着々と進んでいます。
今のところ完成しているのは、東和ICまで。そこから遠野に抜けるとき、ちょっと回り道をすると、この曲り家に立ち寄ることが出来ます。遠野の町の西北の端。

重要文化財、南部曲り家、千葉家です。

素人目にも、豪壮、剛健、立派な建物。
曲り家の特徴は片方のウィングが馬屋であることですね。

温かい地方では、門の脇に馬屋がある構造が多いかと思いますが、平和だったから塀や門がなかったのか、馬を大事にするからひとつ屋根の下で暮らしたのか、L字型の構造が、耐久性に影響したのか、まだまだ研究が足りませんが、遠野では新しい建物にもL字型が多いように感じました。

しかしよく降る雨です。

もう一方のウィングが、もちろん母屋です。遠野では至る所にこの馬の手綱を縛る木製の柵がありますね、なんと呼ぶのでしょう。

持ち主の方(受付にいたオジサン?)がこちらで生活されているとのことで、母屋の内部は見ることが出来ません。

他にも、土蔵、石蔵。

水場。

お稲荷さん。

農具小屋。他にも古い農具民具の展示がある巨大な納屋もありました。

遠野の茅葺き屋根には必ず百合が咲いています。

母屋の部屋には、お盆の飾り物が見えますね。

一番最初の写真、道路から見える左側の建物。
土蔵の前がこんな映画セットみたいに。

遠野の里が見晴らせる絶好の場所でした。

町へ降りて向かった先はカラフルな場所。

卯子酉様と呼ばれる小さな神社とはちょっと呼びにくい、小さな祠です。

願い事を書くのが絵馬ではなく、この赤い布なんですね。

卯子酉様は、遠野に限らず、岩手県内にあるそうですが、どこでもこの赤い布が翻っているのかは、定かではありません。

立派な神社ではない分、怪しげというか、一種異様な雰囲気で、存在感があります。

この周辺には、愛宕神社やら、五百羅漢といった、ぶらぶら散歩向きのスポットがあるのですが、雨がひどいので、あきらめました。

ちょうどこの丘の上の五百羅漢の向こう側に、高速道路が建設中でした。
猿ヶ石川の向こう岸には、最新の風力発電機が。

無風で、止まっています。
とにかく雨がひどくて靴もびちゃびちゃ。
早めに宿へ向かいました。
アテルイの時代から馬の産地としても有名だったようです。

美しく、豊かで静かな、典型的な東北の盆地の町。
ツーリングの途中で立ち寄ったり、釜石広域ウィンドファームを拝みに来たり、何度も遠野には来ているのですが、市内のいわゆる観光スポットを訪れるのは、初めてか、大学時代以来なんです。

そんなひなびた集落のそばにも、コンクリート文化は伸びてきており、花巻から釜石へ向かう高速道路の工事は着々と進んでいます。
今のところ完成しているのは、東和ICまで。そこから遠野に抜けるとき、ちょっと回り道をすると、この曲り家に立ち寄ることが出来ます。遠野の町の西北の端。

重要文化財、南部曲り家、千葉家です。

素人目にも、豪壮、剛健、立派な建物。
曲り家の特徴は片方のウィングが馬屋であることですね。

温かい地方では、門の脇に馬屋がある構造が多いかと思いますが、平和だったから塀や門がなかったのか、馬を大事にするからひとつ屋根の下で暮らしたのか、L字型の構造が、耐久性に影響したのか、まだまだ研究が足りませんが、遠野では新しい建物にもL字型が多いように感じました。

しかしよく降る雨です。

もう一方のウィングが、もちろん母屋です。遠野では至る所にこの馬の手綱を縛る木製の柵がありますね、なんと呼ぶのでしょう。

持ち主の方(受付にいたオジサン?)がこちらで生活されているとのことで、母屋の内部は見ることが出来ません。

他にも、土蔵、石蔵。

水場。

お稲荷さん。

農具小屋。他にも古い農具民具の展示がある巨大な納屋もありました。

遠野の茅葺き屋根には必ず百合が咲いています。

母屋の部屋には、お盆の飾り物が見えますね。

一番最初の写真、道路から見える左側の建物。
土蔵の前がこんな映画セットみたいに。

遠野の里が見晴らせる絶好の場所でした。

町へ降りて向かった先はカラフルな場所。

卯子酉様と呼ばれる小さな神社とはちょっと呼びにくい、小さな祠です。

願い事を書くのが絵馬ではなく、この赤い布なんですね。

卯子酉様は、遠野に限らず、岩手県内にあるそうですが、どこでもこの赤い布が翻っているのかは、定かではありません。

立派な神社ではない分、怪しげというか、一種異様な雰囲気で、存在感があります。

この周辺には、愛宕神社やら、五百羅漢といった、ぶらぶら散歩向きのスポットがあるのですが、雨がひどいので、あきらめました。

ちょうどこの丘の上の五百羅漢の向こう側に、高速道路が建設中でした。
猿ヶ石川の向こう岸には、最新の風力発電機が。

無風で、止まっています。
とにかく雨がひどくて靴もびちゃびちゃ。
早めに宿へ向かいました。