Category: カメラ
モダンカメラマンⅩⅩⅥ
昨日は石巻の事件で大忙しでした。
それでも、事件の発覚が午前8時過ぎ、午後には容疑者が逮捕されたので、まだ良かったのですが、死傷者が出た事件、複雑です。
Pentaxがついにフルサイズデジタル一眼レフを出すようです。

楽しみですね。
今回紹介するカメラは20世紀末のモデルたちです。

1996年に販売が開始された、APSアドバンストフォトシステム(Advanced Photo System)。
何度も出ては消え、出ては消えしてきた新しいフィルムシステムの最後のもの。
コニカのBMS100。1996年発売のコンパクトカメラです。28mmレンズは同アスペクトの35mmに換算すると39mm相当になります。

APSはカセットフィルム、購入から撮影取り出し現像焼き増し保管までいっさいフィルムを露出させる必要がありません。
なかなか優れものだったんです。

ハイビジョンテレビを売り出した時期と開発時期がかぶるせいか、デフォルトの画面サイズは16:9。
これを、APS-Hと呼びます。
両サイドをトリミングして、3:2にしたものが、APS-C、上下をトリミングして、3:1にしたパノラマ版がAPS-Pでした。
このAPS-Cの画面サイズが、たまたま最近のデジタル一眼レフカメラの撮像面サイズと同じぐらいであるため、そのサイズのことが今でもAPS-Cサイズと呼ばれ、ビギナーを悩ませています。

そのための切り替えスイッチがカメラ本体に付いていますが、実際に撮影されるのは全てデフォルトの16:9。どのモードで撮ったかや、撮影日時はフィルム上の磁気面に記録されたのでした。
また下の写真のように、フィルムカートリッジ下面に4つの状態表示が出るようになっていて、未使用、撮りかけ、撮影済み、現像済みが見分けられます。
撮りかけと言うのは、限られた機種だけの機能でしたが、複数の種類のフィルムを1台のカメラで使い分けると言うプロ向けの機能ですね。
現像済もこの形なので、このまま保管しなければなりません。現像に出すと、INDEXプリントと言うベタ焼きよりも小さい一枚ペラのプリントをもらえるのでこれと一緒に保管すれば何が写っているのかわかるんですが、大体安寿と厨子王ですね。

こちたはキャノンのIXY320。1999年発売です。

今やキャノンのコンパクトデジカメの代名詞とも言えるIXYのメタルボディは、APSフィルムカメラ時代に始まっていたんです。キープコンセプトは大事ですね。

最初のコニカは今でも電源が入りますが、こちらは駄目。
フィルムを双方向にモーターで巻いたり、フィルムのデータを読み取ったり、撮影情報を記録したり、仕事が複雑で、コニカの方も保証期間に二回修理に出したし、こっちのキャノンはいつの間にか壊れてます。

ものすごく力が入った先進のフィルムシステムだったんですが、やっぱり戦前にライカが発明した35mmに戻っちゃいましたね。
しかしこのAPSカメラのデザインとユーザーインターフェイスは、確実に後のデジカメ時代の魁になっています。デザイナーたちも楽しかったことでしょう。
APSフィルムはまだまだヨドバシカメラその他で、割と普通に売っていますから、使っている人も多いのかもしれません。
それでも、事件の発覚が午前8時過ぎ、午後には容疑者が逮捕されたので、まだ良かったのですが、死傷者が出た事件、複雑です。
Pentaxがついにフルサイズデジタル一眼レフを出すようです。

楽しみですね。
今回紹介するカメラは20世紀末のモデルたちです。

1996年に販売が開始された、APSアドバンストフォトシステム(Advanced Photo System)。
何度も出ては消え、出ては消えしてきた新しいフィルムシステムの最後のもの。
コニカのBMS100。1996年発売のコンパクトカメラです。28mmレンズは同アスペクトの35mmに換算すると39mm相当になります。

APSはカセットフィルム、購入から撮影取り出し現像焼き増し保管までいっさいフィルムを露出させる必要がありません。
なかなか優れものだったんです。

ハイビジョンテレビを売り出した時期と開発時期がかぶるせいか、デフォルトの画面サイズは16:9。
これを、APS-Hと呼びます。
両サイドをトリミングして、3:2にしたものが、APS-C、上下をトリミングして、3:1にしたパノラマ版がAPS-Pでした。
このAPS-Cの画面サイズが、たまたま最近のデジタル一眼レフカメラの撮像面サイズと同じぐらいであるため、そのサイズのことが今でもAPS-Cサイズと呼ばれ、ビギナーを悩ませています。

そのための切り替えスイッチがカメラ本体に付いていますが、実際に撮影されるのは全てデフォルトの16:9。どのモードで撮ったかや、撮影日時はフィルム上の磁気面に記録されたのでした。
また下の写真のように、フィルムカートリッジ下面に4つの状態表示が出るようになっていて、未使用、撮りかけ、撮影済み、現像済みが見分けられます。
撮りかけと言うのは、限られた機種だけの機能でしたが、複数の種類のフィルムを1台のカメラで使い分けると言うプロ向けの機能ですね。
現像済もこの形なので、このまま保管しなければなりません。現像に出すと、INDEXプリントと言うベタ焼きよりも小さい一枚ペラのプリントをもらえるのでこれと一緒に保管すれば何が写っているのかわかるんですが、大体安寿と厨子王ですね。

こちたはキャノンのIXY320。1999年発売です。

今やキャノンのコンパクトデジカメの代名詞とも言えるIXYのメタルボディは、APSフィルムカメラ時代に始まっていたんです。キープコンセプトは大事ですね。

最初のコニカは今でも電源が入りますが、こちらは駄目。
フィルムを双方向にモーターで巻いたり、フィルムのデータを読み取ったり、撮影情報を記録したり、仕事が複雑で、コニカの方も保証期間に二回修理に出したし、こっちのキャノンはいつの間にか壊れてます。

ものすごく力が入った先進のフィルムシステムだったんですが、やっぱり戦前にライカが発明した35mmに戻っちゃいましたね。
しかしこのAPSカメラのデザインとユーザーインターフェイスは、確実に後のデジカメ時代の魁になっています。デザイナーたちも楽しかったことでしょう。
APSフィルムはまだまだヨドバシカメラその他で、割と普通に売っていますから、使っている人も多いのかもしれません。