風写の黙示録

No Camera No Life. No Wind No Power. 時間に追われず、のんびり気ままに暮らしたい。 晴れてる方へツーリング、雨が降ったら過去への旅。 貴方のコメントを楽しみに、書き綴っています。 

Category: 空花鳥風月雲

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300m滑っても

これが震災前の衛星画像

地震前

 そして震災後です。
 美しい緑がずたずたになってしまいました。

地震後

 ヘリに乗っていたカメラマンが自ら語った、山ごと崩れてしまった、そんな状態です。
 この荒砥沢ダムの、まさに地すべり現場では、奇跡的に被災者がいなかったため、報道量も少なかったのですが、地質学的にはもっとも大きな地形の変化が観測された地域です。

 茶色い土が露出している部分は、陥没して出来たのではなく、地表が下の方向へずれてできた隙間なんです。ずれた長さは最大でなんと300m。

 画面中央の綺麗なS字カーブに注目してください。

地震前c

地震後c

 そのまま南へスライドしています。

 この地すべりで、当日荒砥沢ダムでは津波も発生したんです。

R1056229.jpg

 工事担当の皆様は、本当にご苦労様です。

 その現場に入ることが出来ました。

R1056233.jpg

 これがS字カーブの下の部分です。

R1056235.jpg

 道路が地盤ごと滑るとこれだけ変形してしまうということがわかります。

R1056238.jpg

 此処から最初の左カーブ。

 今回の地震による大きな地滑りの原因は、地質構造にあることがわかっているのですが、ここでは触れずにおきます。。

R1056246.jpg

 当日、此処を走っていなくて、本当に良かったと思いました。

R1056247.jpg

 此処は下から登っていった時の、後半の右カーブ。

R1056249.jpg

 これを見た地元の方は、グランドキャニオンだと叫んだそうです。

 その先の左側。

R1056266.jpg

 此処は林道の入り口なのですが、先の部分と10m以上の段差になってしまっていました。

 人間が造った道路はずたずたですが、周辺の多くの樹木は無傷なまま、今年も美しい紅葉を見せてくれているのが皮肉です。

R1056253.jpg

 そしてその先には

R1056257.jpg

 此処がS字カーブの島のどん詰まりです。

R1056261.jpg

 かなりオーバーハングしているとのことで、とりあえずエッジの部分には近づきません。

R1056260.jpg

 木々が地表ごと滑って止まっているため、傾いているのですが、一番先の部分は一年数か月の間に新たな天頂方向に進路を修正しています。

R1056262.jpg

 この道路がつながっていた先。センターラインも見えましたが、一部は谷底でした。

R1056265.jpg

 繰り返しになりますが、谷の向こう側も、こっち側も共にスライドしてきて、現在の場所に止まっているんです。

R1056267.jpg

 われわれが暮らしている地面の形は、このような現象の繰り返しで成立しているものを、人類がちまちま弄くり回しているのでしょうが、まさに諸行無常。

R1056226.jpg

 こんな見慣れない重機を見かけました。

R1056231.jpg

 何に使うのだろうと思っていたら、

R1056270.jpg

余分な木材をチップにする機械でした。
 全部山の下まで降ろすのも大変、此処で再利用するんですね。

 別の場所です。

R1056279.jpg

 大規模な地すべりの上の端、一応滑らなかった部分との説明でしたが、最初の衛星写真を見るとこの上にも亀裂があるので、若干は移動していると思われます。

R1056281.jpg

 此処もオーバーハングしているようです。

R1056278.jpg

 これらの景観、後世に遺したいと言う意見もずいぶん出て来ているそうですが、どう思われますか?
 今はこれ以上の地すべりが発生しないような処置が行われているところですが、一般の観光客が入れるようにするには、駐車場や遊歩道、トイレも作らなければならないし、安全対策も大変です。

 そのための財源とそれに見合う地域への貢献は期待できるでしょうか。

R1056272.jpg

 私は遺して、たくさんの方に観て欲しいと思うのですが。

 半分だけ残すことが決まったらしい、祭畤大橋の記事はこちらをどうぞ。

 中越地震で大きな被害があった、旧山古志村の記事はこちら

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プロフィール

風写

Author:風写
仙台在住の“いんぴんかだり”です。
座右の銘は、人の振り見て我が振り直せ。
苦手なものは、人混み、行列、会議、出会い、初対面、対面販売、電話、girl's talk、職員室、甘いもの。
人前で話すこと、満員電車は真っ平御免。

癒されるものは、風に立ち向かう風力発電機、ごめんね青春!の中井さんと蜂矢先生、暖炉の炎、ミーアキャット、困った顔の石田ゆり子、喜多方宮古の刺身こんにゃく、越中八尾の風の盆、井上あさひアナの微笑み、あん肝、クラシックカメラの手触りとシャッター音、新垣結衣のすっぴん、生シロエビ、ピンクフロイド、ひたすらアクセルオンで登り続けられる峠道、ずっと下り坂だけのサイクリング、いきものがかり、掘りたての筍刺し、首を傾げた麻生久美子、時間が止まったような日だまり、サイモンとガーファンクル、大町へそのをの煮込、美術館の静けさ、博物館のかび臭さ、手嶌葵のハスキーヴォイス、薪の燃える香り、湯葉刺し、タレントもクイズも無しのドキュメンタリー番組、カエデの若葉、硫黄温泉、青空、街灯、水門、消火栓、冷えた純米酒、旬のサンマ刺、姫神、カワセミのダイビング、街独特のマンホール、わっぱ飯、桑子真帆アナの突込み、Across the Universe、イワトビペンギン、お寺の鐘、碧い海と砂浜、水を張ったばかりの棚田、QueenⅡのBlack Side、アジのたたき、レイラ後半のデュアンオールマンのスライドギター、小梅蕙草、アルトビール、ブリーカーストリートの青春、ヤマユリ、パリパリの餃子、原田知世の「ふう」、広くて静かな板の間、街角の向こうから聞こえてくる定禅寺ストリートジャズフェスティバルの演奏………〆のラーメン

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